『「やさしさ」という技術』 - ステファン・アインホルン 著、池上 明子 訳 より

心に留めておきたい引用を書いておく。

■ やさしさというのは、誰でも意識的に身につけることができ、しかも一生磨き続けることができる「技術」
■ 大切なのは気持ちではなく、行動である。もし行いがよいものであれば、動機は二の次
■ 『倫理』は生きるか死ぬかといった深刻な場面だけではなく、誰かと会うたびに遭遇するもの
■ やさしさとは、長い目で見れば相手に最善の利益をもたらすと思われる行いをすること
■ 私たちは自分にだけ正直であればいい。利己的な目的で善行を行うのはとても人間的だ
■ やさしい人には、ときに「悪いこと」をしてでも正しいと思うことを行わざるをえない場合がある
■ 倫理と絶対的真理は、往々にして別物
■ 臆病だからといって、相手の可能性を広げようとしなくてもいいわけではない
■ 大切なのは、よいことをする「動機」ではない。「行動」なのだ
■ 注意を引く唯一の方法は、他人に注意を向けること
■ 「もっと他人に共感できるようになりたい」と思うだけで、共感力は磨かれる

ダライ・ラマの「利己的な動機からやさしくすることにまったく問題はない」っていう発言を取り上げた本をよく見るのだけど、オリジナルを見てみたいな。講演録か何かなのかな。

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