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メキシコの水道水について

日本はさまざまな理由から「恵まれた国」だと思います。そのうちの1つは、水道水が飲めることです。水道水をそのまま飲んでも安全な国というのは実は少なく、メキシコも水道水は飲みません。水道水は、食器を洗ったり、洗濯、掃除、植物への水やりやシャワーを浴びる時などに使いますが、飲料水はペットボトルや大きめのGarrafón (ガラフォン)という20ℓボトルを買うことになります。

もしかしたら地域によって利用可能なメーカーが違うかもしれませんが、大手で言うとciel, Epura, Bonafontなどが有名です。飲料用、料理用にはこちらの水を使います。こういったガラフォンで売っている水はagua purificada (浄水)で、ガラフォンの他にも小さめ〜2ℓのペットボトルや、小さめのガラフォン(6ℓや10ℓ)で売っています。一人暮らしや短期滞在の場合でしたら、ペットボトルで大丈夫かもしれませんが、3人家族でメキシコに住む我が家ではガラフォンをいくつも常備しています。

うちの場合はこのガラフォンの水をさらに浄水ポットに通して使っています。これはもう各個人の感覚ですので、どこまでやるかは人それぞれで判断する方が良いのかな、と思います。例えば、パスタをお湯いっぱいで茹でる場合は水道水で茹でちゃいますが、ラーメンみたいにスープを飲む可能性のあるものはガラフォンの水を使っています。これは私の場合ですので、絶対にこうしないといけない、というわけではありません。参考程度に・・・

また、人によっては(メキシコ人)「水道水?沸騰させれば大丈夫だよ」という人もいますが、私は自分の健康においてリスクを負いたくないので、水道水は飲まないようにしています。体調を崩して「大丈夫って言われたのに!」なんて言っても後の祭りですから。何事も自己責任かな、と思っています。

そういえば、メキシコの乾季は多くの地域で水不足になることがあります。その年の状況にもよりますが、週3日間断水とか、夜間だけ断水します、のような計画断水がよく実施されます。人口の多いメキシコシティはもちろんのこと、日系企業の多いバヒオ地域やモンテレー市周辺も水不足の話をよく聞きます。

断水によって影響を受ける世帯には、水道局からチラシなどが入っていることもありますし、賃貸の場合は大家さんが教えてくれると思います。断水していると、蛇口をひねっても水が出ません。断水するとか聞いてないのに水が出ない場合は、大家さんに「No sale agua. Todo bien?(水が出ないのですが、何かありましたか?)」のように聞いてみるといいと思います。何かしらの不具合や、建物の修繕中ということもありますので。

うちはポンプの調子が悪くて屋内の水道から水が出ない状態が1週間くらい続いたことがあったのですが、その時は庭にある水道(こちらは水が出る)で空のガラフォンやバケツに水を汲んでおいて、片手桶と一緒にキッチンやトイレに置いておきました。バケツの水がなくなったら外にまた汲みに行く、ということをしていましが、いやぁ、あの時は本当に大変でした。水道がある、というのは本当にありがたいことですね。

それでは今日はここまで。また次のお会いしましょう。
Nos vemos pronto!

Pachi


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