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純白の真心。

キミの穢れない
気持ち伝わる

震える手
握りしめた
拳をひろげれば
汗まみれの
500円玉

「少しだけど
役にたてるかな?」

それは一口千円からの
義援金だった

叔母さまは
ニッコリ微笑み

「もちろんです。
ありがとうございます!
こちらにお名前お願いします」

鉛筆の持ち方が変だ
文字が揺れて
なんて書いてあるのか
ボクには読めなかった

それでも叔母さまは
「本当にありがとうございます」
深々と頭をさげた

叔母さまの
服の裾を引っ張って
ひとけが無くなるのを待ち
声をかけた

一口千円からですって
どうして云わないの?

叔母さまがニヤニヤしながら
財布から500円出して

「さっきの子に
私が500円投資するから
合計千円になるから
大丈夫」

「投資?」
「そうよ。
足りないからできませんって
言うのは簡単
わたしは
できない理由を探すのは
好きじゃないだけ
どうしたら
できるかを考えるのが
とても好きなの」

「どうなるの?」

「あの子が誰かを支援したい
気持ちが困ってる人に繋がる
そのお手伝いが
できるって凄い事だわ」

誰かの役にたつ自分

少し想像して
楽しくなった

医師や看護師
介護士や救命士

仕事じゃなくても
人を支えることって
凄い事だな

自宅でおばあちゃまたち
おじいちゃまたちを
介護してる
叔父さま叔母さまの
お手伝いしてて
本当にそう思う

資格だけ取っても
意味はない

行動の中に
本当の意義がある

頭が良くても
利己的では
ただの頭のいい人

しっかり
生きていくことは
人助けできる
自分でいること

それは簡単じゃない
単純でもない
カッコ良くもない
心底大変だが

人として
一番肝心な部分だ

過去記事に書いたかな

多くの医師が
倒れた人を
目の当たりに通り過ぎる

出勤が遅れるからだ
医師として仕事は職場で
治療費の貰える場所で
患者を診ると云った

聡明な考えなのか?
知能指数の高い人の
考えなのか?

ボクはイヤだ

出勤が遅れても
治療費が貰えなくても
知能指数が低くても
何がどうでも

目の前の
倒れ込んだひとを
見捨てて
他へは行けない

「見捨ててる
わけじゃないんだ
それはね・・・」

多くの人が
理由を話すが
心に響かない

そういうことじゃないな
ボクは心でそう感じる

目の前の倒れ込む人が
自身の愛する人でも
我が子や恋人でも
置き去りにするだろうか?

ボクのおじいちゃまは
この度
救命士の資格に挑戦する
もちろん
仕事に使うとかではない
その年齢で求人も無い

おじいちゃま曰く

このところ
日本でも災害が多い
地震もあちこちある

いつかどこかで
災害に遭遇したときに
1人でも多くの人の
助けになりたいし
何かできる自分になりたい

そう考えてるという
ボクはとても深く感銘し
感動した
大尊敬のおじいちゃま

ボクもそういう
人物になる
心に決めた

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足の裏に
おできのような
水泡ができた

プツプツと
きれいに横並び

芯はなく
針で刺すと
水が出る

痒くて痒くて

しかし掻くと
かなり痛い

叔母さまが状態を
診ながら云う

そのうち治る
医者に行くほどじゃないわ

手のひらみたいな
足の裏ね
うらやましいわ

パッと靴下はかせ
去ってゆく

おじいちゃまが
それを笑いながら
ボクに云う

「足が膿んだらどうする!って
駄々こねたれ」

キャハハ
ボクは面白くて
笑って転がる

もうそれで
治った気になってる

それじゃ
またあした

いつもありがとう



追伸

その草餅は今も
キミが食べにくるまで
置いてあります

一緒に食べましょうね



















読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました