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【本と出会う場所】石川県立図書館は、12の窓から思いがけない本に出会える場所だった!

おはようございます。金木犀川かおりです。

私は普段、Kindleで読書しているのですが、本屋さんや図書館も大好きです。
家で、どこにも行かずともデジタルで本を読める時代だからこそ、
わざわざ出向いて本と出会うこと、そして紙の本を手に取ることの価値を、一層感じます。

今回は、石川県立図書館というすてきな図書館に行ってきましたので、ご紹介したいと思います。


【事前調査】石川県立図書館について

実際に行く前に、石川県立図書館について、調べてみました。

歴史

1879年(明治12年)に石川県勧業博物館内に図書室設置、前田家蔵書3万余冊を中心に公開されたのが、県立図書館の始まりなんだとか。
ただし、今の場所に建てられたのは、【2022年7月】なので、まだ2年もたっていません。

愛称

今の図書館の愛称は百万石ビブリオバウム。
公式ホームページの説明によると、

愛称の「百万石ビブリオバウム」は、図書を意味する「ビブリオ」と、木を意味する「バウム」を組み合わせ、建物や蔵書の規模感を「百万石」を冠して表しています。本だけでなく人・モノ・情報との出会いを通じて県民の皆さんの成長を後押しし、図書館そのものも進化し続けるようにとの思いを込め名付けました。

石川県立図書館 | 愛称「百万石ビブリオバウム」について (ishikawa.lg.jp)

愛称がある図書館って、すてきですね。

蔵書数

気になる蔵書数ですが、

総数 102万1,096冊
うち児童書 15万7,081冊

都道府県図書館の統計 -『日本の図書館』2023調査票より

開館時間

月曜日は閉館日です。

館時間 火 ~ 金
閲覧エリア 9:00-19:00
文化交流エリア 9:00-21:00
土・日・祝
閲覧エリア/文化交流エリア
9:00-18:00

石川県立図書館 | 交通アクセス・マップ (ishikawa.lg.jp)

開館カレンダーもあります

駐車場

駐車台数
400台
利用時間
火〜金:8時30分〜21時30分
土・日・祝:8時30分〜18時30分

利用料金
入庫後30分間は無料です。以降、30分ごとに100円かかります。
当館を利用の方は、館内の駐車料割引機で手続きをすると3時間まで無料になります。駐車料割引機は案内カ
ウンター・事務室前(北入口)・中央監視室前(東口)・カフェの4ヵ所にあります。

石川県立図書館 | 交通アクセス・マップ (ishikawa.lg.jp)

気になるポイントは・・・

1、映えスポットがいっぱいの予感・・・

金沢日和というサイトで紹介されていましたが、ブロックごとに東西南北で色分けされているとのこと。これはぜひ見たいなと思います。

各階は東西南北でブロック分けされ、加賀五彩(北:古代紫、南:臙脂、東:草、西:黄土、4階全域:藍)で方角が色分けされています。天井からはフラッグで、通路や家具も色分けされ、自分が今、どのブロックにいるのかわかりやすく示されています。

石川県立図書館レポート最新版。使いやすくて楽しい!7つのポイント (kanazawabiyori.com)

公式ホームページでも、写真映えスポットがたくさんあるので、写真や動画を撮ったり、SNSで公開してみて!と紹介されています。

石川県立図書館公式ホームページより

2、すてきな本に出会える予感、12の窓って?

普段は図書館の基本理念なんてあまり見ないのですが、せっかくなので、見てみることにしました。
そしたら、こんな基本理念の下、つくられたそうです。

思いもよらない 本との出会いや体験によって、 自分の人生の1ページを めくることができる場所。

石川県立図書館サービス計画より

そして、本に出会う場所の方法として、こんなものがありました。

図書館を利用される皆様に身近でなじみ深い12テーマを切り口に、約7万冊の本を選りすぐった、当館の最大の特徴とも言える本棚です。この12テーマをめぐることで、皆さんのニーズに応える一冊に出会えるはずです。

石川県立図書館 | 本と出会う12のテーマ (ishikawa.lg.jp)

12のテーマというのが、一つのキーワードで、このテーマがさらに細分化されています。

ここが一番楽しみなポイントになりました。
どうやって本に出会えるのか、楽しみです。

実際に、行ってみた!

3月のよく晴れた日、石川県立図書館に実際に行ってきました。

気になるポイント1、映えスポットがいっぱいの予感・・・の実際は

そして、入って気付くのは、ドーム型図書館の、圧倒的なきれいさ。

これは上から撮ってみたのですが、木をあえて見せている、温かみ、柔らかな色使いが本当にすてきです。

それから、館内はたくさんの座る場所があります。

視聴覚コーナーもあります

いろんな場所に、いろんなタイプの座席があるので、自分のお気に入りの場所をぜひ見つけたくなります。
そして、ずっと居たくなる・・・。

気になるポイント2、すてきな本に出会える予感、12の窓の実際は

そして、この図書館の基本理念でもある、「思いもよらぬ本に出会う」ためのものとして、ぜひ見たかったところ。
12の出会いの窓です。
1階にあります。

実物が、こちら。

さらに近づいてみると・・・

本に出会うヒントとなる12のテーマ。
そして、さらにそのテーマを細分化して、それを窓の中で、本と、そのイメージを、一例として見られるようにしてくれているんです。

これを見ながら、自分がどんなテーマに興味があるのか、その中でも特にどんな分野か。
目でこの窓を見ながら、自分の心の動きを感じる。
こうすることで、自分の考えや感性を大事にして、その時読みたい本に出会えるようにしてくれます。
これは本当にすてきな体験でした。

私はこの窓を通して、2つのことに気付きました。

1、自分がよく読む本のテーマが偏っていること

普段はKindle Unlimitedの本を中心に、Kindleリーダーで読んでいるのですが、自分ではいろんなジャンルを読んでいるつもりでしたが、テーマ2「仕事を考える」が多かったように思いました。
もちろん、大事なテーマなので今後も読んでいきたいと思いましたが、今までずっと、この窓を一生懸命のぞいて、次は何を読もうか・・・と悩んでいたけど、本当は、まだたくさんの窓があるんだ、と本の世界の広さに、あらためて気付くことができました。

2、今、自分が読んでみたいと思うジャンル

気になったのは、テーマ5の「自分を表現する」とテーマ9の「日本を知る」だったので、実際にその本棚に行ってみました。

そこに行くと、さらにいろんなテーマに分かられいて、自分の気になる分野を見つける、そして、本を見つけることができます。

日本を知る
自分を表現する

うれしいのは、背表紙だけが並んでいるのではなく、結構、表紙を向けてくれている本が多いんです。
だから、あ、これ気になると、すぐ見つけることができるし、そして手に取りやすい。

背表紙の向きに並べているほうが、絶対省スペースだし、並べるのも楽だと思うのですが、あえて、表紙を向けてくれている。
この心遣いがすごくうれしいです。
すてきな本に出会ってほしいという気持ちが、すごく伝わってきます。

この図書館を通して、自分の今までの読書の傾向、そして、これからの気になる分野を見つけることができました。
まさに、窓。
今までのぞいていた窓に気付くことができたし、もっと別の窓の世界にも行ってみたらいいよ、と教えてもらえました。

思いがけない本にきっと出会える。
そんなすてきな図書館でした。

皆さんも、このすてきな図書館で、すてきな本に出会えますように。

公式ホームページはこちら。

この図書館の良さを知るために、下記のホームページも参考になりました。

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