音楽が脳にいいってなーんでか?
音楽のレッスンは子どもの脳を育む仕事であり、
お子様から未来へつなぐ社会貢献につながります。
脳科学の研究によれば、
ピアノやリトミックのレッスンは人格形成と学業の成功に役立ちます。
頭は良くなるというけれど、心だって頭の中にある。
心がきゅんとしたりドキドキしょんぼりするのも、
心臓は動いているだけで、指令は脳からなのだから。
たくさんの論文が発表されていますが
なんとなくピアノは習い事でいいとは昔からきくけれど、
何がいいの?というのが具体的に分かりにくい。
それが近年、科学的な研究でずいぶん可視化できました!
脳に対しての技術の進歩は
以前までは亡くなった方の解剖のみだったものが、
1970年CTスキャン発明で 生きている脳の動きが見えるようになった
1992 MRI の開発で脳内の血液の流れや活動領域が分かるようになった
2013 調査がまとまってきて文献も増えた
2017 記憶に関する研究が最近になって進み始めた
しかしまだまだ分からない事が多い
このような現状です。
人類の歴史に比べて本当にまだまだ始まったばかりなのですね
右脳は感覚 左脳は思考を司どるというのはよく聞かないですか?
実は、これ、もう古い話。
2017年UCLAの音楽学部の学生さんたちに、
音楽と英語を聞いた時の脳活動を調べる実験を行った先生が、
作成された図をご覧ください♪
青色が音楽
紫色が言語、つまり英語です
これを見て分かる通り、
音楽と言語は、ほぼ同じ場所で認知されていることがわかります。
また、左右両方の大脳半球を使用しているということも。
今は右脳・左脳とは言わず
右大脳半球、左大脳半球というふうに言うようです。
そして面白いのは、音楽は言語を聞いている時よりも
脳を広範囲で使用しているということがわかります。
つまり、
音楽というのは、脳全体を活性化するそのような働きがあるものなんですね。
この実験で、言語といっても会話なのか単語なのか物語なのか、
で変わってくることもあるでしょうが、音楽はそのものが物語であったり言葉のように響くという事はよくわかります。
脳を刺激して発達させるには音楽ですね!
音の快・不快はお腹にいる赤ちゃんの頃から分かる。
という ことです。
次回は
幼児期の言語習得に聴覚がとても重要な役割を担っていることについて
書いていきますね。
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