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『AbletonLive Rackを極める!!』      その④サウンドデザイン編~MoreDriveでゴリゴリベースに


1.はじめに

 気合の入ったベースラインを作っても、「なんかイマイチだな~」てことないですか?
 そんな時は大体「歪」が足りません。
 それを補うRackが『MoreDrive』と『MoreDrive++』です。
 AudioEffectの「Saturator」を使って作ります。
 とりあえず聞いてみましょう!!
 動画は、ノンエフェクト→『MoreDrive』→『MoreDrive++』の順になります。

 どうです?結構いい感じでしょ。
それでは、作り方です。

2.『MoreDrive』の作り方

『MoreDrive』の作り方はとても簡単です。
 Saturatorにマクロ設定するだけです。

マクロにはDriveとOutputを設定するぞ
Driveを挙げていくとOutputは若干下がる設定。
上記の数字が私の中では破綻のない歪を得ることが出来る最適解だった!!

このRackは簡単だけど、非常に重宝しています。

3.『MoreDrive++』の作り方

『MoreDrive++』はより一層過激なRackとなります。
 Saturatorのほか、Pedal、Amp、Erosion、MltibandDynamics帯域分け(HPF/LPFと呼ぶ)を使った複合Rackとなります。
 破綻寸前のディストーションサウンドやノイジーなサウンドを作ることが可能となります。ワブルベースやグロウルベースを作るときにも活用できますよ。

Rackの全体像

 Rackの中にHPF/LPFというRackがある入れ子構造となっています。
「Erosion」と「Amp」はHPF/LPF RackのHi側に配置されています。(Lo側は何もエフェクトは配置していません。)
 そして、SaturatorはHPF/LPF Rackの外側に配置しています。
 ちなみに、Saturatorはカーブタイプを”Waveshaper”にしてカスタマイズしています。

左上の▶マークを押すことでカスタマイズ出来るぞ

そして肝心のマクロ設定は以下の通り。

マクロ設定(MoreDrive以外デフォルトです)
マクロに色をエフェクト毎に色をつけると分かりやすいぞ。

4.ダウンロード

完成した.adgファイルを置いておく。
【注意事項】
 ・使用は自己責任
 ・当方制作環境はAbletonLive11.3.4
 ・互換性チェックはしておりません

コメントやフォロー頂けると喜びます。
それでは良き音楽ライフを!!

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