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その① DelayTimeTricks


1.はじめに

本日から細々とですが、Mr.BillがYOUTUBEに公開している無料Tipsを紹介します。まあ、早い話YOUTUBE見れば良いじゃんって話です。どんなことを言っているのか、簡単に解説していきます。曲作りに生かせるテクニックが満載なので、是非参考にしましょう。

2.ネタ元動画の紹介

まずは、じっくりと彼のやっていることを眺めましょう。素人の方は何やってるのか分からんと思いますけど、彼は、通常の作曲方法を理解している人間とは次元の違うことをやっています。音に対するこだわりが変態です。ココが分かってくると楽しくなってきます。

3.今回の動画でやっていること

大きく3つあります。

  1. Delayを使い8分音符や16分3連の音を作成

  2. CompでDelay音を聞こえるようにする

  3. オーディオ化して好きなように並べ替える

以上です。

DelayTimeの計算方法は以下を覚えましょう。

60000÷BPM=4分音符の長さ(.msec)

YOUTUBEより

1.についてはさ、正直、Sync機能を使えば計算しなくても良いんだけどさ。なめらかにDelayTimeを変化させるときに使えるよね。この辺は好みというか実験だよね。
2.あとDelay音って段々小さくなっていくから、そのあたりにCompをかけて音が小さくならないようにしているっぽい。レシオとスレッショルドを段々と変化させてるよね。
3.あとはオーディオ化して好きに並べ替えるといった、彼お得意の構築方法です。(これが一番センスを要求される)。正直出来上がった音よりも、この並べ替えが一番大事、結局センスかよって毎度実感します。

分かりにくいがDelayTimeのオートメーション344→258.msecへ緩やかに変化させてみた。
BPM=174だ。(参考までに60000/174=344 344/2/2*3=258)
Compのスレッショルド(上)とレシオ(下)確かにDelay音が聞こえやすくなった。

4.言い忘れていたこと

この動画の中で何気になんだけど、もう一個Delayを挿入しています。なんか反則じみた技だけど、この2つ目のDelay設定が肝なんですよ、マジで。
FeedBack高めで、ほんの少しDelayTimeを動かして変態的な音像を作り上げています。

右側のDelayの設定が肝だよ。FeedBack95%。こういったエキセントリックな設定の時の音像の変化を敏感に感じ取れるかどうかが全てなんです。
出来上がったオーディオ。後ははどう料理するか?手腕が問われる。

まあ、こういう手法は、試行錯誤しながらやってみないと何も身につかないんだけどね。とにかく実践してみて学んでみてくださいね。
最終的に私の作例は下記の通りとなります。


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