わたしの起業ものがたりの第３章。
相変わらず、何章まで書くのかは不明。

起業するまでのことも大切だけど、
起業がゴールではなく、スタートだものね。
日々の積み重ねで今日があるのよね…。
と、しみじみ…。

そんな（？）第３章です。

第１章はこちら

第２章はこちら

独身３１歳で、土地を買い、店舗兼住宅を建てる決断をしたわたし。

さすがに、黙っているわけにはいかないよなと、親に報告。
（今頃？）

「パン屋をしようと思ってさ、で、店舗兼の家を建てることにしたから」
と告げると、
「は？　えっ！　ふぅん…。パ、パン屋？？」と言った後、
「今の仕事はやめない方がいいんじゃない？」とだけ言われました。

意外にあっさりしてるなと当時は思いました。

後に、「あんたの話は相談じゃなくて、全部決めてからの報告なんだもの」と…。

それでも、父も母も、店をやっているわたしを応援してくれています。
反対するでもなく、受け入れて、好きなようにさせてもらって、本当に感謝しています！

職場にも報告しました。
筋だけは通さないとね。
状況を説明し、自分の気持ちを伝え、了承していただきました。
こちらにも本当に、心から感謝しています!!

上司にも、職場の仲間にも支えられて、店をオープンすることができ、この職場との関係から、後に「ロシアの黒パン」を焼くこととなります。このロシアの黒パンは、通販・オンラインショップの一番人気商品です。

秋に店舗兼住宅を建てることを決めてから、年末には工事が始まり、春に完成しました！

そのとき、わたしは３２歳になっていました。

すごいことやっちゃったかなぁ？
だいじょうぶかなぁ？
と、ちょっとは不安にもなりました。

引っ越しして、店のオープンに向けて準備がスタート！

店の名前は、「ブティックシエール　boutique　Chère」としました。

boutiqueの語源は倉庫。たくさんのものがある場所。
Chèreとは親愛なる、大切なという意味と高級なという意味を持つ言葉。
大切なあなたに届けたいから、”本物と上質”をコンセプトに「ブティック・シエール」と名づけました。

スタッフを３人と、パートさんを１人雇って、機材を入れ、メニューを考え、プライスカードを作ったり、備品をいろいろ買い揃えたり、試作をしたり…（したはず。あまり記憶がないけど…(笑)）

そして、2003年5月10日（土）　朝6：30　シエールオープン！
（土曜のオープンにしたのは本職がお休みだから）

オープン当初は６：３０に開店していました。（現在は８時開店です）

当時の職場のお仲間のOさんが
「最初のお客さんが女性のお店は繁盛するんだって」と、オープンの日の朝６：３０に店の前に現れてくれました…泣ける。
本当に、ありがたい！！

ところがっ！

そのせっかく現れてくれたOさんの目の前で、「正真正銘本当に最初のお客様」がお店に入ってきちゃったんです！

その方は…女性の方でした！

こうして、シエールは営業をスタートさせたのでした。

最初の頃は、お買い上げいただいたパンを袋に入れるのにももたついて…。
どれくらいの量だったら、どの大きさの袋に入れればいいのか、どんな順番で、どんな風にパンを入れればいいのか、全く勝手が分からず、毎回、パニックでした。

それからしばらくの間は、平日は、朝、店に出て、９時から本職の経済研究所に出勤。
土曜日は店の営業を行って、夜、知人のフレンチレストランを手伝うという生活をしていました。
あの頃は、とにかく、眠かったのを覚えています…ZZZ

こうして、順調にスタート(*^^*)

したかのように思えたのですが、その後、トラブルが続出することになります…。

一体、何が？？

…つづく。

【お知らせ】

「わたしの起業ものがたり」イベントがスタートします。
第１回目は、わたしがお話しさせていただきます。
ここでは書けない、あんな話や、こんな話も飛び出すかも！？
ご参加お待ちしております。

「わたしの起業ものがたり」　第１回
【日　時】　2023年6月17日（土）13：30～15：30
【参加費】　2000円（税込）　別途ドリンク代
【定　員】　10名
【会　場】 シエールNST店（新潟市中央区八千代2-3-1　NST２階）

お申し込みは、こちらから →　お申込みはこちら 

なお、今後、偶数月の第3土曜日に毎回異なるジャンルの起業の先輩をお招きし、お話を伺う予定です。 お楽しみに

 「わたしの起業ものがたり」HPはこちら→　こちら