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地方から日本の人口減少、少子化・未婚化課題に挑戦

出逢いのためのPairs(ペアーズ)と自治体の連携が広がり続けています。ペアーズは、2022年12月に発表した三重県桑名市との連携を皮切りに、地方自治体と連携し、深刻化する地方の人口減少と、その背景にある少子化・未婚化対策として、若い世代に出逢いを提供するための連携事業を進めています。

連携発表

2023年7月には、岐阜県関市・美濃加茂市・各務原市と、隣街同士の出逢い促進と地域活性化に向けた連携協定 「となりマッチング」を発表。出逢いの提供という同様の趣旨で、翌月8月には、岐阜県海津市、2023年9月に宮崎県宮崎市、11月に北海道室蘭市、静岡県湖西市、神奈川県、愛知県西尾市と、連携発表を行いました。

プレスリリース

連携事業

連携発表後の実際の事業については、このnoteでも紹介したように、今年5月25日から27日にかけて、連携協定初となった桑名市と協定週間として、ペアーズコンシェルジュによる市民向けの恋活・婚活オンラインセミナーである「ペアーズ恋愛ゼミ」やイオンモール桑名でのコンシェルジュ相談会の開催、独身証明書取得キャンペーン、桑名市民へのペアーズを約1か月間利用できるギフトコードの提供など、盛りだくさんの事業を実施しました。

その後も下記のように、「ペアーズ恋愛ゼミ」などの事業を実施し、300人以上の方がゼミに参加しています。

ここでは、今年事業を実施したを岐阜県の4つの市と、宮崎市のケースについて、それぞれの自治体との連携協定締結の背景や連携内容の特色についてご紹介します。

近くて遠い男女の出逢いを促進:岐阜県 関市・美濃加茂市・各務原市・海津市のケース

ペアーズの「いいね!」や「マッチング」の傾向を分析すると、居住地が近いお相手との出逢いへのニーズが高く、また実際に近くに住むお相手とのマッチング率が高いことが分かりました。
岐阜県ユーザーへのアンケートでも、近隣地域に住む異性と出逢いたいというニーズが高い一方で、自分の住む市区町村内では出逢える可能性が低いと感じている人が多いことがわかりました。

そこで、ペアーズをハブとして、近隣自治体同士の出逢いを促進する「となりマッチング」という連携事業を構想しました。未婚率上昇や出生数減少という課題を抱える、共に連携協定を締結した関市・美濃加茂市・各務原市の3つの市と、新たな出逢いの機会を創出することを目指すことにしました。

ペアーズの機能では、お相手のいる距離を10km~100kmまでの範囲で設定して検索が行えます。協定を結ぶ岐阜3市間では、半径50kmから100kmに設定し、3市間でのお相手を探すことができます。

またペアーズには、特定テーマに関心のあるユーザーがコミュニティを立ち上げ、関心のあるユーザーがそこに集まり、無料でメッセージ付きいいね!を送れる「マイタグ」という仕組みがありますが、今回の岐阜県の市との連携を記念し公式マイタグ「となりマッチング」を開設します。同3市に、同じ岐阜県でペアーズと連携した海津市も加わり、岐阜県在住のユーザーが「となりマッチング」に参加することで、参加者同士のメッセージ付きいいね!が期間限定で無料で利用する仕組みを11月から12月末までの期間、開設しています。

2023年11月末から実施(※参加人数はイメージ)

また、11月30日および12月2日に、ペアーズコンシェルジュによる効果的なアプリでの出逢い方や安心・安全なアプリの使い方に関する「ペアーズ恋愛ゼミ」を岐阜県4市の住民向けに実施し、参加者等に「となりマッチング」マイタグを紹介しました。これによって、岐阜県の近隣自治体間での出逢いが促進されることを期待しています。

恋愛は様々な行動や消費と密接に結びついています。「となりマッチング」により、ニーズの高い近隣自治体住民間の出逢いを実現し、出逢いが活発化することで人々の往来増加や経済効果への寄与、それによる地域活性化、関係人口の増加も期待できます。

労働人口の多さを生かし地元企業等と連携:宮崎県宮崎市のケース

ペアーズが複数の地方自治体と出逢いの提供に向けた連携を実施している中で見えてきた1つの課題として、その自治体に住む若い世代、特にペアーズをまだ使ったことのない住民とつながることが、なかなか難しいということがあります。

一方、宮崎市は宮崎県内でも事業所数や働く若い世代が多い特徴があり、県内における市の事業所数の割合が36%(R3経済センサス活動調査)、市の就労者に占める20~30代の割合が29%(R2国勢調査)となっています。その20代・30代の独身率の高さが課題となっており、宮崎市が開催した婚活イベントの参加者のうち65%が「交際対象との出会いの場がない」と回答しています。

地元のマッチングアプリ非ユーザーとの接点がないペアーズ、企業が多く労働人口の多い宮崎市がお互いの強みや特徴を活かしながら課題を解決するため、この連携事業では、若い世代とつながりを持つ地元の企業や団体に加わっていただくことで、出逢いを求める20代・30代が効果的につながることのできる新たな試みを実施することになりました。

ペアーズはこれまで社会人の出逢いを支援する取り組みとして、福利厚生によるサービスも提供してきましたが、その経験も生かしながら、下記の2つの方法を通じてペアーズの利用機会等を提供していく予定です。

1. 宮崎市の官公庁職員をはじめ、地元の企業・団体等の従業員に福利厚生の一環として提供
2. 宮崎市の地元企業・団体を通じて従業員に告知・案内(公式サイト、SNS、メール配信等)を行う

自治体との主な取り組み内容

岐阜県の関市、美濃加茂市、各務原市、海津市、宮崎県の宮崎市をはじめ、ペアーズが自治体と提携する際の基本的な取り組み内容は以下です。

1)デジタルギフトコードの提供
ペアーズを約1か月間利用できるデジタルギフトコードを提供。マッチングアプリを使ったことがない方を中心に、実際にペアーズをご利用いただき、お相手探しをする機会を提供します。

2)「ペアーズ恋愛ゼミ」の開催
マッチングするためのペアーズの効果的な使い方、安心・安全な利用方法などをペアーズコンシェルジュがレクチャーする「ペアーズ恋愛ゼミ」。マッチングアプリでありながら、人が介在してアドバイスが受けられる、これが他のアプリにはないペアーズの強みです。

写真は三重県桑名市でのセミナーの様子

3) 安心・安全な使い方に関するハンドブック
連携した自治体の住民の方に、初めてでも安心・安全にマッチングアプリを使っていただくための手引きである「マッチングアプリ セーフティハンドブック」を提供しています。なお、ハンドブックのPDFはどなたでもダウンドード可能です。

※取り組み内容は現時点での内容であり、変更される場合があります。

自治体の皆様との取り組みにより、独身かつ交際相手のいない皆様を支援し、地域活性化に貢献すると共に、マッチングアプリのさらなる普及が実現できることを期待しています。

Pairs (ペアーズ)は、エウレカが運営するマッチングアプリです。ペアーズは、日本で最も使われているマッチングアプリ※として、日本が抱える少子化・未婚化という課題に対して、「出会い」の創出という観点から解決策を提示し、社会に貢献していきたいと考えています。
※MMD研究所2023年10月発表「2023年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」