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さよなら親知らずくん(2)

これ▼のつづき。

1本目を抜いてから数か月。穴はふさがり、歯周ポケットも磨きやすくなって、ありがてえありがてえと感謝&心の平穏が戻ってきました。経過は順調です。

でも、もう1本、横向きに埋もれてるんやけどね。

残りの1本は、前の歯に対してそこまで悪さをしてないっぽい(素人目)から、早急に抜歯する必要なくね? と、歯医者の定期検診で聞いてみたら、いや、虫歯になりかけてはいますよ? と言われてしまい。

ハイそうですかわかりました抜きます抜きますとも!即断即決させていただきまして、抜きました。ええ。

てなわけで、親知らず2本目を抜きました記です。

抜歯当日~余裕だぞ

前日はよく眠れたし、当日もリラックスしていました。前回は初めてのことでドキドキして座っていましたけど、今回は眠たかったですね。だって、私はやることがないんですから。一生懸命になるのは先生であって、私は口を開けておくのと「がんばれ!がんばれ!」と先生を応援するのみ。めっちゃ暇です。

前回と同じようにバキバキに割られて摘出されていく親知らず。途中でアゴが外れそうになったり、ちょっと痛くて麻酔を追加してもらうこともありましたが。前回より時間が短く済んだし、出血が前回より少なかったです。ありがてえ。だから、夜はすんなり入眠できました。

翌日~なんか胃がむかむかするぞ

夢を見ました。歯を抜いたら隣の歯がグラグラになり、なぜか詰め物もドロドロに溶けてしまうという… 今回は余裕だったとは思っていても、ストレスではあることは確かだったみたい。夢は正直です。

起床時から胃が重たい感じ。多分、薬の副作用。でも、抗生物質は飲まないといけないので。そして多分まだ痛いと思うので、痛み止めも飲みたい。ご飯食べて、また薬を服用。すると、吐き気と胃痛、倦怠感が襲ってきました。今回は抜歯より、こっちの方がしんどい(汗)

悪さをしていたのはロキソニンでした。前回もロキソニンで胃が重たい感じがあったので、今回は胃薬をもらったんです。うーん… 副作用の強さにギブ! 電話で薬局に相談して、ロキソニンをカロナールに変えてみました。アセトアミノフェンでも抑えられる程度の痛みなのか様子見。すると、カロナールでも痛くなかった… おや? 今回は痛みが少ないかも?

抜歯2日後~腫れないぞ!?

前回の記憶から24時間経過すると、こぶとりじいさんみたいにプクーっと頬が腫れるかなと思っていたのですが。見た目には腫れなかったです。嬉しい! 前回の腫れ方を見ていた家族は、今回なんともない私を見て「つまんねえの~!」と言ってました。失礼な(笑)頬を触るとビリビリしてるくらいで、ぜんぜん大丈夫。痛み止めも止めました。※抗生物質は出された3日分しっかり飲み切りました。

歯の生え方や術式(かかった時間)で、術後がこんなに違うのかあ。拍子抜けというか、ラッキーでした! 先生ありがとう~

今回は縫った範囲が広くて、鏡で傷口をマジマジと観察できました。血餅けっぺいと呼ばれる白いゼリー状の塊がたくさんできていて、体が傷をがんばって治そうとしているのがよく分かりました。人体の不思議!

1週間後~抜糸はかゆいぞ

縫った糸にひっぱられたときの歯茎の違和感やかゆみ、痛み。気になるようなならないような。抜糸まではそんな感じで過ごしました。でも、全然日常生活には支障なし。

そして、抜糸の日。前回は痛みもなく、糸を抜いている感覚すらなく抜けたのですが。今回はより念入りに縫ってあったのか、ズルズルっと糸が抜ける感覚はあり、それに伴い若干かゆみを感じました。でも、抜糸がこんなに楽だとは。技術の発展に感謝です。

糸を抜くと露わになるのが、穴。下の骨が見えるのが面白いなあと鏡の前であんぐりと口を開けて、まじまじ観察してしまいます。この骨が歯を支えているんやなあ。骨、マジ、大切。

抜歯糸後~傷口は触らないことだぞ

抜歯が終わると周辺の炎症も治まってきて、食べかすが詰まりやすくなりました。「傷口を指や舌、フロスや歯間ブラシで触らないこと。食べかすが挟まっても自然に出てくるので、放っておいてください。チューッと吸い込むやつもダメです」と、先生には耳タコで言われてました。わかってるよ。大丈夫。だって、そもそも触られへん。傷口を直に触ると痛いもん。

そんなある日、私は素焼きアーモンドをおやつに食べまして。硬いのでバリンバリンに細かく噛み砕きまして。小さく小さくなったアーモンドのカケラが、穴に in してしまいました。これが痛くて。歯茎さんがわかりやすく「コレダメなやつ」と教えてくれました。しばらく硬いものには気をつけます。

歯みがきではワンタフトブラシが活躍すると前の記事で書きましたが、ほんまにコレがないと、抜いた親知らずの前の歯が磨けません。世界にワンタフトブラシが存在してくれてて良かった…

そんな感じで順調に回復しております。穴が完全にふさがるのは、まだまだ先。「そんなこともあったなあ~」と痛みの記憶が薄れていき、思い出になっていくのが楽しみです。