見出し画像

監督インタビュー【音声ガイド制作者の視点から】映画『夜明けのすべて』 三宅唱監督へ

絶賛公開中の映画『夜明けのすべて』の音声ガイドと字幕をPalabraが制作しました。本作は、アプリ『UDCast』方式による音声ガイドと日本語字幕に対応しています。
三宅監督に、音声ガイド制作者視点から、松田高加子(まつだ・たかこ)がインタビューをしました。三宅監督は『ケイコ 目を澄ませて』に続く、2回目の音声ガイド制作となります。作品をより深く味わえる音声ガイド視点でのトークをお楽しみください!

(*インタビューの後半でラストシーンの内容に触れています。必ず映画ご鑑賞後にお読みください)


映画夜明けのすべて ポスター画像

あらすじ

月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石萌音)はある日、同僚・山添くん(松村北斗)のとある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのに、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめ、生きがいも気力も失っていたのだった。職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。

https://udcast.net/workslist/yoakenosubete-movie/

悪い人が出てこない

松田:音声ガイドの収録の際に、スタジオで、監督がぽそっと「悪い人が出てこないんだよな」とおっしゃっいました。私も確かになーと考えながら、誰かしら一人くらいいるのでは?と思い返したのですが、強いて言えば、藤沢さんの前の職場で、先輩社員に対して暴走している藤沢さんを動画で撮っていた人くらいかな、と。

三宅:彼は悪意があるというより、単に愚かというか。まあ、それを「悪い」と言いきった方がいいかもしれませんね。彼が何故撮ったのか、その理由づけとしては、暴走している藤沢さんを暴露しようとしたんではなくて、怒られている先輩をイジろうと思って撮ったという、どこか幼稚な男子ノリの行動が背景にありました。つまり、藤沢さんの異変への関心はむしろ持っていないこと、近くにいる人間が無知であるということが、結果的に藤沢さんを追い込むわけです。

松田:音声ガイドでは撮った人については尺の都合上触れられてないのですが、誰かしら意図を持って撮った人がいる、ということは感じられています。

三宅:誰が、というよりもこういうのを撮るやつがこの世の中にはいるんだということですね。そして、そういう動画を撮るようなやつもいれば、一方で、ドキュメンタリー制作している中学生二人組はそういう時には「カメラを回さない」という選択をしますからね。

松田:本当に!ダン君の大人具合にはしびれましたね。

主人公の2人より若い世代

三宅:小説にはあの2人は登場せず、藤沢さんと山添くんが最も年下世代なんですが、もう少し若い世代がこの世界にいるとどうなるかな、と考えて登場してもらいました。
もちろん、中学生だから幼いということでは全くない。我々も中学生の頃の方が頭冴えてた、ということありません?

松田:あります。作文とか、ちゃんとしたものを書いていました。

三宅:頭も冴えてたし、余計な「思い込み」からまだ自由とも言えるし。そのあたりからもこの映画のテーマのひとつが自然と発見できる形になったかな、と思います。

松田:かりんちゃんが編集している時に、ペンでトントンと押す仕草とか、かわいかったです。

三宅:いいアクションを咄嗟に現場で作れてよかったなと思いました。

場面写真 山添くんのアパートで藤沢さんが山添くんの髪を切る

音声ガイドあれこれ
視覚情報と共に味わうのか感情の流れをとらえて鑑賞するのか?

松田:私の個人的な話で恐縮ですが、今回は音声ガイド書きとしての自分の客観性を見直す機会になりました。主人公の二人に感情移入をしてしまったことによって起きたことなのですが、最初の頃のシーンで、藤沢さんが山添くんの机にコンテナを運んで「これお願いします」と言ったときに、山添くんが「はい」としか言わないというくだりで、私は藤沢さんの反応についてのガイドを入れてませんでした。
視覚障害のある人と一緒に確認するモニター会の際に、三宅監督が、藤沢さんがあきれ顔していることは伝わりますかね?と指摘してくださったんです。
もう1つ、山添くんが駅のホームで電車に乗れないという時に、山添くんのリアクションをもう少し書き足すといいのかも、とご提案くださって。その二箇所でなぜ私が書いてなかったかというと、私自身が藤沢さんだったり、山添くんになってしまっているので、自分の中ではそれぞれのリアクションをやっているので、必要ないだろう、という気分で書いてなかったんですよね。
 
三宅:でも、どうなんだろう。
音声ガイドを聞きながら映画を観る方々が、視覚情報と共に映画を味わうのか、あるいは感情の流れみたいなものをそれぞれ自分なりに捉えることこそが大事なのか……。どちらが正しい/正しくないということはなくて、その都度都度の判断ですよね。

松田:はい。別の視点で言うと、映画作品を気に入ったとなった場合に、先に音声ガイド付きで観ておいて、次に音声ガイドなしで観るというような話は聞きますので、そういう人は、情報は入れられるだけ入れておいてほしいとおっしゃったりする人はいます。

フレームを超える映画

松田:栗田科学に就職したいと思うほど、社長の栗田さんを含めた8名全員の存在が愛おしい映画でした。音声ガイドで、社員の平西さんを拾い過ぎて、モニターさんに少しうるさい感じがした、と指摘されたり。平西さんのガイド、尺に収まらなかったりで、5~6箇所削りましたから。(笑)

三宅:この映画は主人公の周りの登場人物も大切な映画だったので、そういう風なガイドを作ってくださったのは嬉しかったですよ(笑)

松田:試写で拝見した時、作品に対するコアな部分の感想は、自分ごととして捉えていて咀嚼して言葉として表すのに少し時間がかかったのですが、見終わってすぐの「印象」としては、おじさま方がよく動く映画ですごく好きだったなー、という感じでした。

三宅:前作はボクシングの話だったから、動きがあるのが当たり前だったのですが、今回は小説を読んだ時にどうやって仕草やアクションを作っていこうか?と考えていました。結果的に、栗田科学のおじさんたちはーー先輩にこういうのもなんですが(笑)ーー、楽しそうに、意気揚々と、実際にあの会社にいるように振舞ってくれたので助けられました。

主人公の物語以外に、別の人の時間も流れているのを見れると、映画って楽しいなあと思うんですよね。たとえばカーチェイスの映画で、主人公たちがカーチェイスをしている同じショット内で牛が呑気に草を食べていたりとだか、主人公が怒っている横で笑っている人がいることだとか。普段生きていると自分の視点も感情も一つに縛られるから、そういう広がりを同時に感じるのはなかなか難しいけれど、でも映画なら見られるんですよね。

松田:山添くんと藤沢さんがまだデスクで仕事しているところに、男性社員の鈴木さんが彼自身のデスクの反対側から歩いてきて、フレームの端に姿が映りこみながら、帰っていくシーンがあって。
音声ガイド書きとしては、正しく情報を伝えなければいけないので、顔まではっきり映っていない為、鮫島さんのデスクの側から来ますけど、鈴木さんであってますよね?と三宅監督に確認をしたら、
「鮫島さんと話してたんじゃないですかね?」とさらっとおっしゃったので、はっとしました。
そうだよな、と。皆さん色んなところで作業されたりお昼食べたり、お喋りしたりしているわけだからあちらからくるのは鮫島さんしかありえない、みたいなルールに縛られすぎていたな、と。

三宅:いま、面白いなと思ったのは、映画がフレームの中だけで完結しているものだったら、音声ガイドもフレームの中だけ拾えばいいかもしれないけど、場合によっては、映画はフレーム外にも広がっているし、僕もそういう映画を撮りたいと思っているから、そういう時に、音声ガイドにもフレームがあるわけではないから、フレーム外をどうやって感じさせるか、フレームを全然違う考え方で捉えるのか…

松田:中途失明の人は、この四角いフレームの中のものを見ているということを知っているので、
中年過ぎた人はそういうものだと思って観ている人が多いと思いますけど、
先天盲とか、ほとんど視覚を使ったことない、という人なんかは、知識としてはもちろん知っているし、家のテレビを触れば画面という物理的なものからの把握もしていると思うんですけど、自分の中には「フレーム」はないので、とても自由に観ていると感じます。

三宅:フレーム内だけで成立するような作品もあるでしょうし、フレーム外にもいろんな余地がある作品とあって、映画によっても違うんでしょうね。

松田:そうですね。なので、事務所と休憩室の位置関係とか、栗田科学さんのオフィス周りをしっかり把握してもらって、奥行を出せるように書きました。
モニターしてくれた田中正子さんは、自分自身が作品の中に入っちゃって観ていると言っているので、そういう田中さんが映画の中で迷子にならないように、でもその説明が説明的すぎないようにと意識して書きました。


場面写真 線路沿いで千尋が藤沢さんを呼び止める

先入観をなくしてくれる人物

松田:モニター会で、50才くらいの弱視の男性モニターさんが、二人の恋愛感情を探ってしまう、というようなことがありましたね。

三宅:お正月に、藤沢さんと千尋がばったり出会うシーンですね。あのあたりが本当に藤沢さんらしさで。キャラクターが違えば全然違う雰囲気のシーンになっていたかもしれないところ、藤沢さんという人格が見事に立っていて。撮影現場でもすごくおもしろかったシーンの1つで、帰りの車でも「今日あの場面よかったね、上白石さん本当にすごいよね」なんて話をしてました。

松田:そのモニターさんは、こうなるだろう、というものと違う展開だったので、松田が「表情」の説明を落としたのかもしれないと思われて、千尋の表情を説明してください、て要望があったのですが、カメラワークとして、千尋の表情は映ってなくて(笑)ようやく納得するということがありました。

三宅:先入観や思い込みで「こういう時にはドラマはこうなるだろう」というのもが、「ない」というのを人物が作り出してくれるっていうのはおもしろいことだなーと思いましたね。
(藤沢さん役の)上白石さんがシナリオを膨らませてくれたところでしたね。

三宅監督、どうしてこう撮ったの?

松田:「ケイコ、目を澄ませて」のインタビューの時にも、団地の通路でのワンシーンについて、どうしてこういう風に撮ったの?と訊いたのですが、三宅監督の映画にはどうしてこう撮ったの?という映像がよく出てくるんですよね。

たとえば、栗田さんと山添くんが倉庫に入るシーン。

*******
ガイド:とり小屋の金網越し、栗田が事務所の階段を下りてくるのが見える。
栗田「最近開けてなかったんだけどね」
ガイド:後ろを見る。
山添「僕も初めて入ります」
*****

松田:ここの音声ガイドが「栗田が事務所から降りてきて、山添がついていく」というものだったとしても、物語を理解する上では問題ないわけなんですよね。でも、監督は金網越しに撮っている。なので、そのまま書くわけですが、モニターさん達は、映像のままの説明というのをどう聴いているもの?と尋ねました。そしたら、「ただ来た、というのと、とり小屋の金網越しというのが、何がどう違うというのを明確に説明はできないけど、面白いと思うし、この後、何かあるのかなという感じが出る気がする」ということを教えてもらったので、やっぱり私が勝手に要約するのではなく、監督の撮った画に沿ってガイドする方が伝わるのだな、と思ったということがありました。

場面写真 作業場でセーターを着た栗田社長が黒い上着を着た山添くんにお茶を出す

今回、坂が沢山使われていて、その映像がおもしろかったです。

三宅:東京は坂が多いから、坂の映画撮りたいな~と以前から思っていたんです。
モニターさんにもどの辺ですか?と質問していただきましたね。大田区の馬込のあたりですよ、と。
僕もあまりなじみのない地域でしたけど、起伏がすごい面白くて。Googleマップの徒歩何分っていう計算は坂をのぼる速度は計算に入れてるの?て思いましたよ(笑)。
(栗田科学が)駅から遠いっていう不満、確かにね! という感じで。
※松田注:劇中で駅からもう少し近いといいという社員が出てくる

松田:猫田さーん!(笑)

劇の構造と生理の反復性

松田:そして、女子の日常がある映画だったわけですが。その辺はお勉強されたんですよね?

三宅:そうですね。
まず、PMSのことはまるで知らなかったところから始まって、当事者のかたが書かれたエッセイだとか漫画だとか、お医者さんが書いた専門書だとか、あるいは当事者の近くにいる人が書いたものなどを読んでいくなかで、この年齢になって気づいたのは恥ずかしいことだと思うんですけど、あえて告白すると、男子はこれからの一年のスケジュールを考える時に、基本的には真っ直ぐ上がっていく道としてイメージしているわけですよ。
でも、それが違うんだ、と。生理がきて、その一ヶ月後にまたきて、更に一ヶ月後にまたきて、という波のサイクル。それを踏まえて未来を考えるのか、それを想定せずに未来を考えるのでは、社会の設計が全く違うはずだよね、ということをようやく思い知りました。

松田:素晴らしい!そういう視点で気づいている人は少ないと思います。感動しています。

場面写真 山添くんと藤沢さんが並んで社用車の窓を拭く。落ち込んだ表情の藤沢さん

三宅:脚本づくりもすごく難しかった。というのも、起承転結だとか三幕構成だとか主人公の成長曲線だとかのそういう強固な劇構造と、生理の反復性みたいなものが、違うというか、ぶつかるわけです。無理にいつもの物語構造にハメると、こぼれ落ちてしまうものが多くて。生理のリズムを二時間の時間芸術の中でどうやったら表現しうるのか、シナリオを書く初期にいろいろ検討したところですね。そのあいだに色んなことに気づけたので楽しかったですけど。

松田:見終わった後に、女性の生理に関して、それはちょっと違うな、みたいなもの、私にはなかったので、男性が撮ったということを考えると、勉強したんだろうなーと思いました。

三宅:迷いましたよ、最初は。
これを男が撮っていいのか?と。でも、「自分は男だからやれないです」というのは、こういう仕事をしている意味がない。
そういえば、くだらないですけど、1つ気が付いたことがあって。あえて男女でキッパリ分けて括りますけれど、男性はケガをしたら、俺のケガがどれだけひどかったか、というケガ自慢を始める。一方で女性は、「私よりもっとひどいPMSの人がいるから」と言うんですよね。そういう男女の傾向の違いを発見しました(笑)。

見えない星まで見せてくれるプラネタリウム

三宅:今回、プラネタリウムが出てくるのですが、プラネタリウムって音声ガイドを読み上げる人が主人公だと思ったんですよね。
今回、五藤光学さんという会社にプラネタリウムの投影機を貸していただいたのですが、本当にかっこいい機械でしたし(松田注:音声ガイドでも機械が映ったところで説明を入れてあります)、そして五藤光学で出会った方々や、学校教育で移動式プラネタリウムに携わってらっしゃる先生方が、プラネタリウムにおける音声ガイドも、単に知識や情報を右から左に話すというのではなくて、聴いている人の想像力をどう膨らませられるかが楽しいのだということを教えてくださって。

松田:藤沢さんが山添さんの最初の原稿に対して、なんかおもしろくないよね、て言うのがまさにそれですよね。

三宅:そうそう。
プラネタリウムに行くと実際には見えないような星空が見られて、すっごく遠くのところまで想像ができるというのが面白いな、と思うし、解説者さんの声を頼りに想像がどんどん膨らんでいく、っていうのは今回の音声ガイドとも繋がりがあったなーと。

松田:確かに…。斉藤陽一郎さんの声もよかったですしね。

三宅:斉藤陽一郎さんの声、前から好きなんです。楽しい音声ガイド係になってくれました。

場面写真 作業場で作業服の山添くんと藤沢さんがスクリーンの映像を食い入るように見ている

全ては康夫のノートに

松田:終盤の操車場のところ、タイトルの言葉に夜明けが入っているので、不安がありました。

三宅:そうですよね。どのタイミングに夜明けそのものを映し、夜が明けるまでの夜をどう表現するか、というのは初めから今回の大きな仕事の一つだと思っていました。夜明けが希望として救いになる人もいるし、そういう言葉がむしろ全く救いにならない人もいるし、どうやったら、手垢のついていない夜明けになるかな、と。まあ、そのあたりは、康夫のノートにすべて書かれていると思ってますし、いい形で伝わるはずだと。

松田:はい。そういう空に見えました。
(※松田注:音声ガイドも監督から合格点をいただきましたので、是非、実際の音声ガイドでご確認ください)

三宅:撮影の時は本当に寒かったです、とかそういうことを言い出すと、メイキング副音声になっちゃうか(笑)。

松田:UDCastで監督コメンタリーをロードショー中にやったりできるんですよ。
やってくれたら、私、劇場行きます!

2月16日(金)より副音声コメンタリー対応決定!
副音声では、映画本編に合わせて、キャスト・監督による撮影時の裏話等、ここでしか聞くことができないエピソードを聞くことができます。
■副音声コメンタリー参加者:松村北斗、上白石萌音、三宅唱監督
■副音声上映開始日:2/16(金)より上映期間中対応
※副音声コメンタリーは、字幕ガイドの提供も行っております

インタビュー後記
モニター会で重大なことを教えていただき、書き直したのがエンドロール。
晴眼の皆さんも気づかない人がいるかもしれませんので、リピート鑑賞で音声ガイドを使って確認してほしいです。

映画『夜明けのすべて』を音声ガイド付きで観るには

音声ガイドは「UDCastMOVIE」アプリに対応。
アプリをインストールしたスマートフォン等の携帯端末に、作品のデータをダウンロードして、イヤホンを接続してお持ちいただければ、全ての上映劇場、上映回でご利用いただけます。

映画『夜明けのすべて』作品情報

松村北斗 × 上白石萌音 × 監督:三宅唱 × 原作:瀬尾まいこ
ささやかな、でも確かなつながりが照らす、 かけがえのない物語

「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』が第72回ベルリン国際映画祭ほか20以上の映画祭に出品され、第77回毎日映画コンクールで日本映画大賞・監督賞他5部門を受賞するなど、国内外で絶賛を浴びた三宅唱監督が映画化。原作にオリジナルの要素を加え、二人が交流し少しずつお互いの殻を溶かし合っていく姿を、彼らの見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともに捉えた。
W主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音。映画としては初共演となる二人が、今回は同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる。また、二人を優しく見守る、山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長・栗田和夫には光石研。その他、りょう、渋川清彦、芋生悠、藤間爽子など実力派キャストが脇を固めている。人生の様々な瞬間に、何度も思い出してしまうような大切な一本になる、令和時代の新たな傑作が誕生した。

松村北斗 上白石萌音
渋川清彦 芋生悠 藤間爽子 久保田磨希 足立智充 
りょう 光石研

監督:三宅唱 原作:瀬尾まいこ「夜明けのすべて」(水鈴社/文春文庫 刊)
脚本:和田清人 三宅唱  音楽:Hi’Spec
製作:「夜明けのすべて」製作委員会
企画・制作:ホリプロ 制作プロダクション:ザフール
配給・宣伝:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース
©瀬尾まいこ/2024 「夜明けのすべて」製作委員会

三宅唱監督プロフィール 
1984年7月18日生まれ、北海道出身。一橋大学社会学部卒業、映画美学校フィクションコース初等科修了。監督作『ケイコ 目を澄ませて』(22)が第72回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門に正式出品され、また第77回毎日映画コンクールで日本映画大賞・監督賞他5部門などを受賞した。その他の監督作に、映画『Playback』(12)、 『THE COCKPIT』(15)、『きみの鳥はうたえる』(18)などがある。

(公式サイトより引用)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?