お世話になっております！パルシネマしんこうえんです！
年末年始、ドサドサっとまた特別上映を企画しておりますので、そちらの情報をちょっとまとめて置いておこうかと思います！

それぞれの上映で、座席指定の可能な前売券を劇場受付にて販売しておりますので、ご興味ある方は是非お買い求めください！

12/24(土)19:30〜
クリスマス・イブ一夜の特別上映！『スモーク』(1995)

あらすじ：ニューヨーク、ブルックリンの小さな煙草屋を舞台に繰り広げられる人間模様を、それぞれの真実と嘘、現在と過去を交錯させながら描いた群像ドラマ。

90年代の日本におけるミニシアターブーム真っ只中に公開され大ヒット！
ブルックリンの片隅にくらす人々の群像劇なのですが、一つ一つのエピソードがまず、さりげないのに素敵で…。そしてタイトルにもなっている「スモーク(=煙)」。もちろん物理的な意味での煙も重要なんですが、それだけじゃないのがまたミソで！「煙草のケムリの重さを計るにはどうする？」という話が冒頭に語られます。さあそれの示すところは…。

そして何よりこの映画がなぜこの日に上映なのか！物語の一番最後に語られるエピソード。彼が語った物語。全てが収斂されていくラスト！音楽！思い出すだけでも…。嘘と優しさが入り混じった傑作群像劇！お見逃しなく！

12/31(土)10:30開場
大晦日特別上映 ストップモーション名作選〈三本立て〉！

ここのところ少し「アニメづいて」いる当館ですが、年末の特別上映に「ストップモーション=コマ撮り」をもってきてしまいましたよ！
近年では日本でも『JUNK HEAD』という傑作・怪作コマ撮りが作られたり、まもなくこれまたすごそうな『マッドゴッド』が公開されたりと、国内外で盛り上がっているジャンルでもありますね！

今回は『KUBO クボ　二本の弦の秘密』などで知られるアメーションスタジオのライカが手がけたストップモーションアニメで、第77回ゴールデングローブ賞で最優秀長編アニメーション映画賞を受賞した『ミッシング・リンク』。チェコの大巨匠ヤン・シュバンクマイエル監督による長編第1作で、実写とストップモーションアニメを融合させたシュールでグロテスクな独自の世界観が炸裂しまくった『アリス』を35mmフィルムでの上映！そして怪獣特撮でもあり実はコマ撮りでもある1933年の『キングコング』をまさかまさかの上映！！

こちらの3作。大晦日特別の3本立てでの上映となっております！
料金は少しややこしいですが以下となっております。

〈当日〉一般3300円 パル会員/シニア3100円 大学生2800円 小中高2600円
〈前売〉一般3100円 パル会員/シニア2900円 大学生2600円 小中高2400円

そして上映終了後にはさらにまさかのイベントも！？お楽しみに！

年明け1/2(月)10:00〜
ようこそ!ピアノ劇場へ ハロルド・ロイド『豪勇ロイド』！

一度体感してしまったらもうトリコ！ピアノ劇場の新年1発目！
サイレント映画にピアノによる生伴奏をつけていただきながらご鑑賞いただきます！楽士は当館ではすっかりおなじみ天宮遥さん。その時々のお客さんによる反応や、おられる客層などを見ながら即座に反映しながらの即興演奏は必見！

そう。サイレント映画の伴奏には、基本的に決まった楽譜の・ようなものはありません。そのため、一度観ている映画でも、楽士が違えば、もっと言うと楽士が同じでも上映回が違えば、まったく違うものに変貌するのです！

今回は三代喜劇王が一人ハロルド・ロイド主演の『豪勇ロイド』。
かの(神戸は新開地が生んだ！)映画評論家・淀川長治さんをして「ロイドでナンバーワン！」と言わしめた作品です！初めての方も、すでにご鑑賞されている方も、2023年映画初めにいかがでしょうか！

3つのそれぞれ毛色が違いますが、思えば年末年始の1週間強で3つも特別上映やるんですね、ウチは…。笑
普段の2本立て上映ももちろん同じですが、とっても悩んで思いを込めて選んだ作品ばかり！なかなかまだ落ち着かない世の中ですが、お時間ございましたら是非ともお越しください！素敵な作品と精一杯のもてなしでお待ちしております！

※あらためて、3上映ともに座席指定のできる前売券を、劇場受付にて販売中！皆様奮ってお買い求めください！