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初期イスラム建築の代表作、ヒシャム宮殿

こんにちは、駐日パレスチナ代表部です。

今日は、パレスチナの代表的な文化遺産であるヒシャム宮殿遺跡について紹介します。

ヒシャム宮殿は、最も重要な初期イスラム建築の一つです。イスラム史上最初の世襲王朝であるウマイヤ朝の時代に、西暦724年から743年にかけて建設されました。

宮殿が建設された、世界最古の都市と言われるヨルダン川西岸地区のジェリコでは、今もその美しい建築装飾を鑑賞することができます。

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精巧なモザイクや彫刻からは、当時のウマイヤ朝の権力の大きさや、イスラム建築・芸術の著しい発展を窺うことができます。

この中でも特に文化的価値が高いと言われているのが、宮殿の大浴場跡に残されている、世界最大級のモザイク床です。

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この美しいモザイク絨毯は、保護のために最近まで一部しか公開されていませんでしたが、日本政府の支援により、2021年8月に保護シェルターが完成したことで、十数年ぶりに全面公開されました。

パレスチナを訪れた際は、ぜひ1300年の歴史を誇るヒシャム宮殿跡にお越しください。

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