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努力ができない、やる気が起きないのはなぜ?

私のカウンセリングには「些細なことで怒り爆発し感情のコントロールができない」というご相談が多く寄せられるのですが、“無気力系のご相談”もたまにいただきます。

ボカーンと怒ったあと燃え尽きたり無気力になったり、落ち込んで死にたくなる人もいますからね。怒りはないけど常にダウナーという人もいますし。

以前、同じ「死にたい」にもアッパー系とダウナー系があるという話を書きましたね。↓

情緒不安定とは、上に向かって感情が昇るだけでなく、下に向かって落ちる時もあるから「情緒不安定」と言うのです。

というわけで今日のテーマは「努力ができない、やる気が起きないのはなぜか?」です。

やる気対策系の記事はFANBOXにも色々書いておりますので、併せてどうぞ。下記リンクよりご覧いただけます。
 ↓

(こちらはクリエイター向けの記事が多いですが、日常生活に応用できる部分もあります!)

◆「生まれつき努力ができない」という悩み

昔から努力が嫌いだった、だから自分は生まれつき努力ができない人間なんだ、と悩んでいる人がいます。

それは違います。

いえ、正確には、確かに生まれつき努力ができない人は存在しますよ。
しかしその人たちは本当に生まれつきそうなので、“努力ができない自分に合った生き方”をするはずです。

生まれつき足がない体に生まれた人は、足がない自分にできる生き方をします。努力も同じです。ないものはないのですから、悩むことはありません。

ただ、ひとつだけ例外があります。

それは、親(身近な大人)が「生まれつき持っていないもの」を厳しく非難した場合です。

生まれつき努力ができない自分に合う生き方を模索している子どもに対して、
「なぜそんなこともできないんだ」と責め立てたり、
「〇〇ちゃんはちゃんと努力しているぞ」と比較したり、
「自分は努力してきたんだからお前もしろ!」と強要したりすると、
子どもは大いに悩みます。

しかしそれは、生まれつき努力ができないことに対して悩んでいるのではありません。“こういう自分を、親(身近な大人)に受け止めてもらえなかった”ことに悩んでいるのです。

人によっては親ではなく「友達」や「好きだったあの子」の場合もありますが、いずれも“ないこと”そのものに悩んでいるというより、“ない自分を他者に受け入れてもらえなかったこと”に悩んでいるのですね。

「別に親や周りの人は、自分が努力できないことに対して怒ったり責めたりしなかったな〜」と思うのに悩んでいる人は、“本当は努力ができる人”です。

先ほども言ったように、人は元々ないものに対して、「自分は何でないんだ!」と悩んだりしません。
“あった時を知っているから、なくなったことに悩む”のです。

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「親に受け入れられなかった」ことで感情問題が起き、周囲との人間関係がうまくいかず、私のカウンセリングを訪ねる人はとても多いです。
カウンセリングの詳細は下記リンクをご覧ください。
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2024年3月分のご予約受付期限は、明日【3月22日(金)23:59まで】です。
次の受付は4月になります。
以降の受付期間についてはこのnoteや上記サイトで告知しますので、チェックしてみてくださいね。
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◆努力ができない、やる気が起きない9つの原因

ここからは、“本当は努力ができる人”のはずなのに、なぜか努力ができなかったりやる気が起きなかったりしてしまう9つの原因を挙げていきます。

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