石けんシャンプーにしてみる。その2 1ヶ月間続けてとリン酢のこと

前回石けんシャンプーをはじめたこと、
そしてそのよしあしを書いた。

今回はその後と、石けんシャンプーとは切り離せない『リン酢』についてのはなし。

まず、石けんシャンプーをはじめて約1ヶ月がたった。

パチパチパチ。

3日坊主で飽き性なわたしが1ヶ月続けることができた。
続けられたのは「楽しいから」といえると思う。

さて、1ヶ月たってどうなのか。

①1ヶ月間では髪に大きな変化はない
②素髪の手触りがキュっとしている
③洗っていて気持ちがよい
④自分なりのリン酢を掴みかけてきた

では順に説明していこう。

①1ヶ月間では髪に大きな変化はない

石けんシャンプーの特徴として洗髪中は手櫛が通りにくいというのがある。なので、指の腹で頭皮を揉むように洗うのだけど、これに関しては長く続けようが始めたてだろうが変わらないのだと思う。とにかく手櫛は通さない。慣れればそんなものだ。
そして洗髪後に髪を乾かしていると、市販のシャンプーを使っていた頃よりふんわりと空気のような手触りに感じるのだけど、乾ききると毛先にキュッときしみを感じる。
これはおそらくわたしの髪に蓄積したパーマやカラーによるダメージのせいだと思われる。
わたしはどちらかというとドライ肌なので、頭が痒くなるとか、頭皮の匂いが気になるなどの悩みはないのだけど、おそらくそのような悩みの方には石けんシャンプーは良さそうな気がする。
これはあくまでもわたしの使用した感覚と感想。


②素髪の手触りがキュッとしている

先にも少し触れたが、なんというか海やプールで濡れたあとの髪みたいな、そんな感じ。
そこまでひどくはないのだけど、塩素や海水で髪がパサっとするようなまとまりの悪さが毛先の方にある。
手櫛は通るのだけど、しなやかではない。
ダメージが蓄積されている毛先に行くほど、まとまりがない気がする。
なので、オイルを塗布してまとまるようにしている。
わたしが1番困るのが、ヘアアイロンが滑らないこと。
普段ストレートアイロンを使用して、ワンカールさせているのだが、キュっとしたひっかかりがあって、スムーズに滑らない。
おそらくこれはコンディショナーなどを使用していないため、人工的に髪をコートするものが入っていないからなんだろうと思う。
カラーなどをしていない髪ならまとまるだろうが、わたしの髪はパーマもかけたてで、カラーもしているので傷んでいる。髪によい変化があるとしたらまだ先になりそうだ。

③洗っていて気持ちがよい

先に述べた2つはどちらかというとネガティブ要素だ。だけどわたしは今のところ石けんシャンプーを続けたいし、やめたいと思っていない。自分でつくった石けんを使いたいという理由もあるが、
とにかく気持ちがよい。これに尽きる。石けんを髪に直接滑らせるとモコモコに泡がたつ。それと同時にエッセンシャルオイルの香りが広がる。自分で配合しているから当然好きな香りに包まれる。市販のシャンプーの時は事前に手で泡立てて洗ってはいなかったので、こんなに泡で洗っている感覚がなかった。
そういえば皮膚科の先生はこう言っていた。
「顔や身体を洗う時はよく泡立てて洗ってね。」
シャンプーの時間が楽しいと思えるくらい気持ちのよい時間だ。ここで石けんシャンプーポイントがかなり加点されている。

④自分なりのリン酢を掴みかけてきた

その2ではリン酢の仕方について説明するつもりだったのでまず、基本のリン酢のしかたを伝えようと思う。(これが正解、というのはないと思うのだけど)

基本のリン酢
1,大さじ一杯のお酢又は小さじ一杯のクエン酸を洗面器に入れる
2,1の洗面器にお湯をいっぱい入れ、手で溶かす(混ぜる)
3,髪の毛全体に行き渡るように髪にかけて馴染ませたら、しっかり洗い流す

これが1番簡単な方法だ。
わたしは最初お酢を使った。続けるかわからなかったし、試すには簡単で安全だと思ったからだ。
結果、髪はクエン酸よりお酢を使ったときのほうがきしみが少なく柔らかさが出たと思う。お酢って身体だけじゃなくて髪も柔らかくなるんだーとも思った。程なくしてやめた理由はお酢の匂いが鼻から消えなかったから。
しっかり洗い流し、ドライヤーで乾かせば熱で匂いが消えるとネットなどにはあったが、鼻に残るのかわたしは一日中酢に付きまとわれた。
ちなみに第三者チェックでは酢の匂いはわからないと言われた。

そしてつい2日前に現状最高と思えるリン酢が出来たのでお伝えしたい。
レシピは一応あるが作る頻度が高いので割と適当だ。

材料
クエン酸 大さじ1
水 300ml
グリセリン 小さじ1〜2
精油(その時の気分でチョイス) 3〜4滴
スイートアーモンドオイル 小さじ1強かな?
手順
①材料をすべて空きボトルに入れてシェイクする
(クエン酸が溶ければよい)
②100ml(ボトルの3分の1)を洗面器にいれお湯で希釈する
③そのまま髪を洗面器にいれて手櫛で全体に行き渡るように馴染ませる
④石けんシャンプーの洗い残しがないようなるべく頭皮にも行き渡るようにする
⑤全体に行き渡ったらしっかりシャワーで洗い流す
⑥ドライしたら終了

2日前の変更点はオイルを投入したこと。
それまでもちょっとずつ微調整していたけど、劇的に変わったと感じるのは
リン酢時に手櫛が通るようになったこと!
圧倒的にストレスが減った!
グリセリンよりもかなりポイントが高い。
油膜が髪をコートすることによって、絡まりが軽減されるようだ。
しかし入れ過ぎ禁物。オイルの量が多いとドライの後もベッタリした印象になってしまう。少なめから調整しよう。
それから防腐剤が入っていないのであまり作り置きは出来ない。私は3回分作って希釈して使用している。お湯で希釈しないとそもそも冷たくて無理だし、3回に一度ならそこまで面倒でもなく、使い切るのも早い。

もう一つ。クエン酸濃度には注意が必要だ。リンスの際、後頭部を洗面器につけて洗いにくいため、少し濃度の高いクエン酸液をスプレーで噴霧したこともあったが、頭皮がピリピリした。クエン酸の濃度によっては皮膚に刺激があると感じたので、人それぞれ違うだろうがいろいろ試して自分に合った濃度にする必要がある。

このまま続けて毛先のきしみが改善されなければ石けんシャンプーをやめるかもしれないが、現状ではリン酢をいろいろ試すつもりだ。

前職で染料や洗剤による水質汚染のはなしを聞いて少し気になってはいたので、出来れば石けんシャンプーを続けたいし、次は食器洗剤も石けんに変えようと思っている。

環境や自身の肌や髪について考えたい方は一度試してみるといいかもしれない。

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