「府中の神」

箱根駅伝でいるじゃないですか。「山の神」って呼ばれる人達。それまでの4区間、150キロ近くの激闘の結果、積み重ねてきた、搾り取って作り上げた5分弱のアドバンテージが山登りの小一時間で消えてしまう不条理さ。こんなの作れば楽勝だよね〜とか無理な思いをしたりして。
競馬もそんな気がしてます。芝の府中開催G1は、ヴィクトリアマイル、NHKマイル、ダービー、安田記念、天皇賞秋、ジャパンカップの6つ。効率よく賞金を稼ぎ、タイトルを手にするには府中の神を作るのが手っ取り早いんです。
それこそがディープインパクト。自身が神であったこの馬は、馬産に於いても父サンデーサイレンスを超える所業を成し遂げます。サンデー産駒はダービーを6回取りましたが、ディープの仔はダービーを7回勝っています。
ただ、この7頭、活動限界が短く、多くはダービーをキャリアハイにして引いていくパターンが多かったのです。マカヒキさん頑張ったよ笑
今年の天皇賞秋の出馬表を見ても、ディープ産駒の種牡馬の馬はキズナ産駒のアブレイズのみ。ディープ直仔の3頭に最後の襷は託されたのか…

そんなね、血統ロマンの話じゃ銭にはならんのです。活動限界があるならその間にやっちゃいましょう。三歳で三冠出るなんてナンセンス。府中で稼ぎますよ〜。っていうのがノーザンファーム。あらかじめエース格を菊花賞から外し、ここにぶつけてきました。それで押さえのビクターで菊花賞勝てるんですからね(笑) 別にディープにこだわることもない。単に府中の中距離を走れそうな馬を作っておけば、困ることはないんだから。今年はイクイノックス。キタサンブラックが〜とかロマンの話じゃないんです。デビューからの2戦で能力の証明はしました。あとは、エースのルメールを配して、秋2戦、こことJCを取りにきたわけですが。
 そこまで競馬をゲームのように、システムでやられても醒めますよね。まあビジネスモデルとしてはここまで走る馬と賞金の回収形態を作り出したのは賞賛しますが。どこかの麻雀団体の代表と同じ評価やわ(笑)

でもね、昭和の競馬ジジイから言わせてもらえば府中2,000はそんなに甘くない。覇王オペラオーが塗り替えるまで、一番人気は負け続けました。ルドルフもブライアンもオグリキャップも休み明けで負けたのよ。アーモンドアイとグランアレグリアで霞んでいるけど、秋天は宝塚記念か毎日王冠組強いの。
結論行きます。サンデーサイレンス系では無く、キンカメのラインから攻めてみます。ジャックドールとパンサラッサが人気なら、カラテでどうでしょう。新潟記念でユーキャンスマイルやサンレイポケットを負かしているんだから、差し比べなら届きそう。ディープなら、毎日王冠を負けに来たポタジェ。クラシックで無理使いしない分、まだ能力にお釣りがありそう。
札幌記念組の2頭は先行馬で消し。吉田豊はゴーステディで後藤騎手に喧嘩を売ったあの騎乗をして欲しいけど。
以下、ペースが上がり過ぎると木村の二匹目のジオグリフがペロッと来てしまうことも。

カラテ、ポタジェ、イクイノックス、ジオグリフで買います!

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