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実際に自社で起きたゴト行為

どうも、僕です。
パチンコに詳しい方なら少しは聞いたことあるでしょうか、そう『ゴト行為』。
ゴト行為とは様々な不正な方法を使って台から出玉を搾取する犯罪のことです。
皆様一般のユーザーの方はあまり接点が無いかもしれませんが、少し前までは店舗は結構警戒しないといけない頻度でありました。
今回は自分が入社してから自社で実際に起こったゴト行為について書いていきたいと思います。ちなみにゴト行為をやられた際の対応は気付かず実際に玉を抜かれたパターンを除くと、店側がゴト行為に気付き台を確認または交換を保留してる間に犯人が逃走することが大半でした。では。

❶基板ショートゴト

これは5号機の初代まどマギなどでパネルに穴を開けそこから不正器具を挿入し基板をショートさせARTのG数を不正に上乗せするというもの。
自分の店舗での被害はなかったですが、系列店がやられパネルの穴を確認するよう本社から全店に要請があった記憶があります。
ある店舗では犯人グループが着座してから即座にART大量G数を保持していることに違和感を持った従業員が台を確認しその間に犯人は逃走して金銭的な被害を未然に防いだということもありました。ゲーム性に詳しい従業員は貴重。

❷釘曲げゴト

実際にあった手口は、

上皿に異物を詰まらせ玉が飛ばないようにする。

従業員を呼ぶ。

従業員が金枠を開け上皿の詰まりを確認する。

従業員が上皿の詰まりの除去に集中している隙に手で直接釘を曲げる。

上皿の詰まりを除去した後何事も無かったように打ち出玉を搾取する。

といった流れ。
ヘソより右打ちの釘を曲げ確変中の獲得玉数を通常より取れる状態にし玉を搾取されるのが主流でした。出来る機種も限られていて異常データとして目につくため件数としては多くはなかったですね。

❸通常時右打ち直撃ゴト

これは源さんがヒットしていたころに起きていたもので、手口は結構アナログで台の隙間から不正器具を挿入し右の電チューを開き通常時に電チューの抽選を受けラッシュに直撃させるというもの。源さんの場合ラッシュ直撃だとヘソ初当たりとラウンド数が異なるためホールコンの特賞履歴でわかるのと通常時の特図2の抽選を知らせる異常警報を設定できたため対策後は被害は無し。導入から対策までに系列店では実際に被害があったが、現在は同じ仕組みの台でもホールコン側の対策とメーカー側の不正対策は強化されたためかなりやるのは困難になっているはず。

❹大玉ゴト

通常の玉より少し大きな玉を打ち出し意図的にぶどうを作り出すことで不正に賞球やスタートを上げようとする行為。大体は上手くいかず上皿やカセットで詰まったり意図しないところで玉が止まった状態で発見される。

❺糸付き玉ゴト

糸付き玉を発射し賞球やスタートが上がりやすいところで玉を保持し玉の流れを変えるゴト。上手くやれば糸を引きちぎり証拠隠滅まで可能だが発見されるケースは上手くいかず糸付き玉が残った状態で発見されることがほとんど。

❻ドツキゴト

羽根ものや一発台の役物でガチ抽選されてる機種でされるゴト行為。昔からよくあるやつ。組織ぐるみよりピンでの犯行が多数。

❼油玉ゴト

CRクジラッキーでやられたゴト。
役物的に入賞しにくい位置にある入賞口に油をつけた玉を発射することで入賞口まで滑り入りやすくし役物確率を劇的に上げるというもの。
明らかに役物確率が高い台を確認すると上皿が油でベタベタだったことが。機種の撤去とともに無くなりましたがその発想はエグかった。

❽持ち込み玉/メダル

機械から不正に出玉を搾取するとはまた違うが、大量の玉やメダルを持ち込まれるという事案は過去にあった。一番大きかったのは系列店で起きた廃業したパチンコ屋の玉と思われる玉が数万発持ち込まれて店の玉に混ぜて流されたもの。数万発の玉を従業員にバレず持ち込むなんて持ち込む方もガチで本気だと感じた。

自分が業界に入って出会ったゴトはこれくらい。
自店では無かったが電波ゴトやサンド不正払出しゴトは他の法人での被害報告を聞いたことがあった。
4号機の頃は体感機、ソレノイドなどもっとイカついゴトがあったと思われる。
不正は絶対ダメ!てかゴト行為多すぎ(`・ω・´)

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