私は結婚はしていないわけなんですが、ある時男性からこんな質問をされました。

「好きな男性のタイプは？ここだけは譲れない条件とかってある？」

私はしばらく考えて

「んー見た目の好みはないし…譲れない事ですか…暴力をふるわない人と、お金持ちとかじゃなくてもいいので協力すれば最低限は暮らしていける稼ぎのある人…ですかね？」

と答えた。

そしたらなぜか笑われ

「いや、それって普通じゃない？条件ではなくない？笑」

と。そうなんだろうか…？一生一緒に過ごすのだから、気が合う、楽しい、とか尊敬出来る…そういう人であり、後は最低限暮らす事が出来る、手をあげない…その最低限の部分というのがしいて言えば条件になるのかな？

というのが私の頭の中だったのだけど、違うようだ。

「そうなんですかね…？では、逆に何かありますか？」

と返してみたら

「俺は、絶対に掃除ができる人。掃除出来ない人は無理。」

と返ってきた。

「あれ、潔癖なんでしたっけ？」

と思わず聞いてしまうと、

「いや？部屋とか汚いよ、全然掃除出来ないもん。だから掃除出来る人が条件なんじゃん」

と言われ、何だかポカーンとしてしまった。

「え、自分が出来もしない事を相手に求めてるって事ですか？」

と思わずトゲのついたことを言ってしまった。

「いやだって、両方出来ないでどうすんの？ゴミ屋敷になるじゃん。誰かと一緒になるんだから、お互い足りない部分を補ってくれる人って思うのは当たり前でしょ」

というのがその人の言い分。

その時に私が言ったのは

「誰にだって得意な事や不得意な事があるのは当たり前ではないですか？もし、2人とも苦手な事があったら、2人で少しづつやるとか…順番にするとか…もしそれでもゴミ屋敷になるというなら、お掃除屋さんでも雇ったらいいのでは…？」

それを聞いた男性は

「掃除屋って。笑」

と、それは非現実すぎるって。屁理屈だ、みたいに笑っていた。

そうなんだろうか？私って理想が低くて、欲がなくて、夢見がちなんだろうか？

別に自分が正しいとまでは感じなかったけど、その人が合理的だなーとも別に思えなかった。

ま、考え方として分からんではないですけど。

こういう人って、大好きな女性が壊滅的に掃除出来ない人だったらどうするんでしょうね。笑

どんなに好きでも別れるんでしょうか…？

私は、女なのでどうしても女性視点の事が多くなっちゃいますが、男性を非難したいわけではないんですよね。

自分が大したお給料もらえる仕事につけてないのに、結婚相手は年収●●●円以上！とかいう女性も同じように苦手です。

自分が出来ない事や苦手な事よくない部分を、相手が得意だったり、好きだったり、優秀だったら、それは「ラッキー」だという感覚かな。私は。

その人は頻繁に私にアピールしてきていましたし、そろそろ結婚したいと頻繁に言っておりましたが。私は性格があんまりよろしくない為、

（お前は結婚したいのではなくて、家政婦を探しているのでは？）

と思ってしまったし、私は掃除が苦手ですよ。