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林檎には世界観がある

林檎には独特な世界観があると思う。
どこか感傷的というか、叙情的な雰囲気が感じられる。
例えばお祭りの屋台で定番の「林檎飴」なんか、おとぎ話のような空想のようなおもむきがある。
真赤な林檎を半透明できらきらした飴が覆い被さって艶っぽく光っている。
ちょうちんの明かりと相性が良くて、祭り全体の気色を彩る存在だ。
買うかどうかちょうど迷うくらいに少し値段が張ってあるところも
私を術中にはめる林檎飴の魅力に思えてくる。

椎名林檎さんには名前に「林檎」が使われている。
椎名林檎さんのあの幻想的な世界観と少し危うさが漂う色っぽさに
「林檎」という単語がすごく似合っていると思う。

「林檎」にはなぜこういった独特な雰囲気があるのだろうか。
ディズニーの「白雪姫」には白雪姫が毒林檎を食べて倒れるという描写があるが、林檎に明るいだけではない陰のようなイメージがあるのはこのお話のせいだろうか。

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