パニック障害を治そうとしていませんか?

こんにちは、パニック障害を克服するコツを書きます。
沢山あるんですけど今日はそのうちの一つです。

パニック障害を治そうと思わない

これ本当に大切な心構えです。
パニック障害になると、治そうとか、この状態嫌だなぁとか絶対思いますよね。
気持ちは分かります。
人生お先真っ暗な感じがして、生き行くこと自体が不安になると思います。

でもここで大切な事は、パニック障害にとらわれずに、人生を(生活を)楽しむ事です。
過去の私は12年間パニック障害に苦しみ、克服して6年が経ちましたが、酷い時期は何もやる気が起きず、休日も近場ばかりで過ごし、狭い世界に住んでいました。

過去の私に助言をするならば、「楽しめることを見つけなさい」って言いますね。
何故ならそれそのものが、パニック障害を克服していく原動力になっていくからです。

パニック障害になって、世界が狭くなり、新しい事にチャレンジすることもも興味も持てなくなることがあると思います。
これはみなさん気づいているかも知れませんが、予期不安や嫌な経験が邪魔をするからです。

そんな中でも、なんでもいいのでやれることをやってみて下さい。
スポーツ系でも勉強系でもなんでもいいです。
例えば映像制作を趣味に始めたとします。
必要になるものを調べたり、編集ソフトを調べたりするわけですが、それ自体が自分の成長に繋がりますよね。
高いカメラは必要なくスマホで十分な事に気付き、編集ソフトも高額なものはいらなくて、無料ソフトですむわけです。

そうすると何か撮ってみようということになります。
当然出かけるわけです。
まずは近所でいいでしょう。
近所で撮影して音楽に乗せて編集をしていく。
当然物足りなくなっていきます。
そうすると今度は映像制作のチュートリアルなんかをYouTubeで勉強したり、少し良い機材なんかも気になり始めます。
そして撮影場所も近所ではなく少し遠出したくなるでしょう。

こういった時がポイントで、ただただ不安の中で外に出るのと、目的を持って外に出るのとは違ってきます。
電車の中で機材の事を調べたり、どんな動画を撮影しようか考えたり。
何かに夢中になる事で不安な時間が減っていくんです。

これがすごく大切です。
何もない状態で、ただただ不安な毎日を過ごしていては絶対にパニック障害を克服することはできません。
何か夢中になる事や楽しい事を見つける事で、それに集中している時間を増やすのが大切です。
不安が9割、安心が1割だった生活に対して、こういったことを始めると、

不安が8割、安心が2割
不安が7割、安心が3割

続けていくと

不安が一割、安心が9割

といった具合に変化してきます。
ここを目指さなきゃダメです。
自分の好きな事に集中している時間は、分からない事や辛い事もあるかも知れませんが、自己成長に繋がります。
自信もついていきます。
「最初に作った動画より今の方が上手いな」とか思えたら最高ですね。
より良い動画を作るためにまた勉強するわけです。

その為に行動をしていくと、驚くほど不安が少なくなっていきます。
そりゃそうですよね、何もしなければ寝ている時以外はずっと不安なわけですが、何かしていればその為に行動したくなるし、多少発作が起きても頑張れます。
何もなければ、少し予期不安があったり、苦手な場所が増えたりしたら、その時点で思いっきり落ち込みますよね。
「あーまた発作か」「また苦手な場所できちゃった」「私ってダメな奴。。」みたいな感じになりませんか?
過去の私は完全にこれの繰り返しで、その都度100%落ち込み、自分の存在価値を疑い、色々なことから逃げ出して、またねちねちといじける。

こんなことではパニック障害の思うつぼです。
絶対に治すことはできません。
なので治そうとか思わない。
大切なのは目の前の事をいっぱい楽しむ事です。

小さなことでもバカバカしいとか、情けないとか思わずに、笑顔で楽しんでみて下さい。
なんでもいいと思います。
外に出られないのなら、まずはスマホで毎日家で写真を撮ってみて下さい。
そのうち外の景色を取りたくなるし、機材や技術に興味を持つはずです。

その時が最大のチャンスでありポイントです。
そのことで頭をいっぱいにしておけば、不安も少しですみますよ。
本当に軽いはずです。
なんにもない時では考えられないくらいに、軽くなります。

人生自体がそういうものなのかも知れません。
パニック障害じゃなくても、家からでるのが億劫でなんにもしない人なんて沢山いますよね。
そんなのもったいないですよ。
私はパニック障害で苦しんでいた頃は、家のトイレすら中々行けないくらいの状態でした。
でも今では旅行に行ったり、仕事も問題なくできています。

そしてこのパニック障害は絶対に克服できると思ってます。
私は確かに12年という長い歳月をかけてしまいました。
ちょうど10代の最後から20代のすべて。
一番いい時期を棒に振ったのかも知れません。
でもこれからの人生を楽しもうと思って6年前に再スタートを切りました。

パニック障害は治そうと思ったらダメです。
自ずと治っていく感じが正解だと思います。
治そう考えれば考えるほど、小さなことで落ち込んでしまいます。

興味のあることに集中して、新しい知識や仲間たちとの出会い、そんな環境とかが背中を押してくれます。

みなさんどうでしょうか?今の人生好きですか?
パニック障害でも何でもできるんです。
パニック障害だから~みたいに考えたらもったいないですよ。
パニック障害になっていいこともあったと思いませんか?

私は人の心について知ることができました。
パニック障害にならなかったら、心が傷つくとか、病むとか、まったく理解できずに、人を傷つけていたかも知れません。
まったく考えたこともなかったですから。

パニック障害は恥ずかしくもないし、情けなくもないですよ。
実は歴史も古くって、1980年代に医学会では知られるようになったみたいですが、19世紀の心臓学者の研究にも記載があるし、戦時中はパイロットを中心に世界中で多数の報告があるんです。

誰がなってもおかしくないし、ちょっと長い風邪みたいな感覚でいいんじゃないでしょうか。
そんなことを気にして毎日苦しむより、毎日楽しかったなって思えるように生きてみてはいかがでしょう。
気付けば症状も軽くなっていくはずですよ。

あなたは一人ではありません。
私も長い間パニック障害に苦しみました。
今では寛解というのでしょうか、克服もしまして、毎日じゃないですが楽しく過ごしています笑
昨日は白金から恵比寿、代官山、中目黒と歩いて写真を撮ったり、動画を撮ったりして歩きました。
昔であれば絶対無理です、そんなに歩いたら現実感の喪失が酷かったし倒れていたかも知れません。
でも何かに興味が湧いてくれば、行動力になります。

昨日はお洒落な街をこの足で歩いて、自分の目で見てみたいと思ったから長距離を歩きました。
恵比寿では成人の日だったので、振り袖姿の女の子たちが沢山いて、とても華やかでした。
ご両親たちと写真を撮っていたり、なんだか幸せな気持ちになりましたよ。
アンティーク系の家具屋さんとか食器屋さん、色々自分の目で見て回りました。
本当にお洒落で、心地が良かったです。

そういった気持ちがまた、次のステップへ繋がったりします。
負のスパイラルから正のスパイラルへ。

そういう感覚が大切です。
長くなりましたが、ポイントは治そうと思わない事。

それより何か楽しめる事を見つけましょう。


ではまた☆

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