takayuki _edakawa

音楽、芸術に関わる様々な事象、生命の息吹と鼓動について、自身の関心を綴っております。

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最近の記事

Pino Palladino and Blake Mills featuring Sam Gendel & Abe Rounds 東京公演レポート🌕

ビルボード東京 2022/11/8 【セットリスト】 Off The cuff Soundwalk Djurkel Notes with attachments Infant eyes Ekute Just worng Man from molise Chris dave Sharrock harmonica Benny ✳︎セットリストはサムゲンデルの足元のリストから。 上記が東京のセットリスト。 2ndは聴くことが叶わなかったが、 恐らく1st,2ndともに大きな変更

    • BIGYUKI LAB 2022 JAPAN TOUR

      BIGYUKI LAB BIGYUKIのLABツアー。今回間近で観る機会を数回経て、どう進化し、深化しているかを書いていく。 まず指について。 BIGYUKIのキーボード、またピアノへのタッチは、基本的にロマン派以降の演奏に長けた演奏法、すなわち指を長く伸ばし、指先で鍵盤をキャッチする。こうすることで、アルペジオや高速のトリル、フレーズの際の鍵盤の保持がなされ、息の長いcantabileな演奏を可能とする。左手のベースラインの天才さは、利き手が左ということもあるが、非常に

      • 中村佳穂うたのげんざいち2022 2/4@東京国際フォーラムA

        ① 人間の記憶は、曖昧で不確かだと思う。 時間の経過とともに、自分の中で神格化され、強化されてしまう部分がある、そう私は思う。だからこそ、記憶が新鮮なうちに記憶のままを書きつらねたいと思う。 わたしがみた、感じたそのままの景色。 東京国際フォーラムAはとにかく広かった。 5千人収容は、東京でも最大規模で、グループ間の席は空けられていたものの、8割は埋まっている印象だった。 それでも、一階席には本来は座られるはずだった席、誰もいない席が見える。きっとそこに座る人の人生がそこに

        • アオイヤマダの表現 あなたがあなたにであう 生命の祝祭

          夜中の2時、流れてきた音響機器のCM。群像となって踊る映像、確かに良く揃ってはいる。しかし、弱い。音楽も然り。 音楽の強度とは、ダンスの強度とは、哲学的な問いのようだが、受ける感覚として弱い、というのは印象に残らないということだ。 音楽で言えば、構造が弱い。メロディ、リズム、ハーモニー、そのどれもが強さがない。 アオイヤマダの表現は強くてしなやかで、軽やかだ。蝶がひらひらと舞うような、放たれた自由、瞬間瞬間の生命の煌めきと美しさがそこにある。 明確な意思を持ち、自分が自分と

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          アオイヤマダ/高村月 アオイツキ 「なにもの。」 赤と青 混沌とした時代に暗黙の了解を突き抜けた鮮やかなショーケース

          Dance New Air  スパイラルホール 2021/10/30 18:30 アオイツキ「なにもの。」レポート 赤と青  混沌 暗黙の了解 ジェンダーを超える生の表現 暗闇 振り返る、暗い幼い自分の記憶。 うつくしいものへの憧れ。 赤 これも愛、多分愛、、、、愛の水中花が華やかに、流れる中を、暗闇からアオイヤマダが現れる。真っ赤なドレスに大振りの帽子、さながらロシュフォールの恋人達のカトリーヌドゥヌーヴ、ヨーロッパのスタイルと、昭和歌謡の薫りが芳しく混じり

          アオイヤマダ/高村月 アオイツキ 「なにもの。」 赤と青 混沌とした時代に暗黙の了解を突き抜けた鮮やかなショーケース