松本大輝

略歴 世田谷学園→福大大濠→早稲田→三菱UFJ銀行→スペイン留学→トライフープ岡山(B…

松本大輝

略歴 世田谷学園→福大大濠→早稲田→三菱UFJ銀行→スペイン留学→トライフープ岡山(B3)にてAC/サテライトHC/U15HC/学芸館高校ACを経験→(現)サンロッカーズ渋谷U15AC 本業は育成コーチとしてプロ選手輩出と各個人のキャリアアップを最大のミッションとしています。

マガジン

  • プロとアマチュアの境界線 (Bn21/07)

    プロバスケットボール選手を目指す方、プロの世界の”生の情報”が気になる方向け 〜その一歩向こう側の世界〜 ※2021年7月投稿のバックナンバー3本をお届け

  • スペインに学ぶ 能力差を埋める考えるバスケ(Bn21/07)

    スペインに学ぶ 能力差を埋める考えるバスケ(Bn21/07) FIBAランキング世界2位のスペインは同時に育成大国でもあります。 身体能力に秀でている選手が活躍するバスケで、思考力を鍛えることで打ち勝とうとする指導エッセンスは日本人にとっても有用的です。 ※2021年7月投稿のバックナンバー2本をお届け

  • バックナンバー全集(2021/08)

    2021年8月に投稿したほぼ全ての有料記事(※)が読めます。 それぞれのマガジンを全て集めるよりもお得です! (※除く”マツメモ = 定期購読マガジン"に掲載されている記事)

  • バックナンバー全集(2021/07)

    2021年7月に投稿したほぼ全ての有料記事(※)が読めます。 それぞれのマガジンを全て集めるよりもお得です! (※除くpack line defense)

  • スペインに学ぶ 能力差を埋める考えるバスケ(Bn21/08)

    スペインに学ぶ 能力差を埋める考えるバスケ(Bn21/08) FIBAランキング世界2位のスペインは同時に育成大国でもあります。 身体能力に秀でている選手が活躍するバスケで、思考力を鍛えることで打ち勝とうとする指導エッセンスは日本人にとっても有用的です。 ※2021年8月投稿のバックナンバー4本をお届け

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練習メニューの作り方 〜効果的に練習するために絶対押さえておきたい8つのステップ〜

 今回は、ぼくが個別ワークアウトやサテライトの練習を構築する際に抑えているポイントを紹介しながら、最後に実際の1日のメニューを簡単に紹介していきたい。練習メニューの組み方は人それぞれであり、コーチの特色が色濃く出る見せ所であると思うから、この考え方を気に入らない人は「そういう考えもあるんだな」くらいに捉えてくれたらいいと思う。  まず一番最初に行うのが、大まかなメニューのくくり(チャンク)を設定しておくことである。このチャンク毎に時間配分を決めていく。具体的にはフィジカルト

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    • intensityというマジックワード

      前回の更新から、大分間が空いてしまった。今月の頭には日本全国の中学生チームのナンバーワンを決める大会である、KEIOジュニアウィンターカップに参戦することもあって、スカウティングやチームビルディングや、不足しているスキルワークアウトやで忙しくなってしまっていた。。 その練習の中でも、Intensity(インテンシティ)というワードが絶えず飛び交っていた。 近年バスケの現場でもよく耳にするこのIntensityとは一体なんなのだろうか。 辞書で調べると次のような和訳がされて

      • 「一度やったことがある、というのがいつか大きな財産になる」

        世の中には知らなくて良いことが多い。 と同時に、知らないと損をすることも多い。 知っていると得をすることがある。 圧倒的情報社会になり、このように文字のブログではなく、今や小学生でも保有するスマホでVlogなる動画を撮影し、日常の記録を残していくことが当たり前になった世界で、情報弱者であることは圧倒的不利な状況下に晒される。 SNSをひらけば、”オススメ”や”あなたに合った広告”、”友達かも”といった表示が即座になされる。 SNSに搭載されているAIが”あなた一人ひとりに

        • U15世代のゲームモデルについて

          2022-23シーズンのTRYHOOP岡山U15時代の1年を振り返っていく。 そのなかでU15世代の育成ゲームモデルについて、実際の指導時に用いた資料をご紹介しながら、持論を述べていきたい。 プライバシーに関わる部分もあるため、所属していた選手名はもちろん、対戦チーム名についても公表されていないものについては全て仮名、もしくは記載無しとしている。その点はご理解頂きたい。 本記事では、昨今の流行りでもあるゲームモデルを実際に作った例をあげて紹介していく。そもそもゲームモデル

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        練習メニューの作り方 〜効果的に練習するために絶対押さ…

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        • バックナンバー全集(2021/08)
          7本
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        • スペインに学ぶ 能力差を埋める考えるバスケ(Bn21/08)
          4本
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        • 指導のあれこれ (Bn21/07)
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        記事

          U15世代の育成の考え方 〜年間計画〜

          2022-23シーズンのTRYHOOP岡山U15時代の1年を振り返っていく。 そのなかでU15世代の育成について、実際に指導した内容や用いた資料(実例PDF版と雛形Excel版)をご紹介しながら、持論を述べていきたい。 プライバシーに関わる部分もあるため、所属していた選手名はもちろん、対戦チーム名についても公表されていないものについては全て仮名、もしくは記載無しとしている。その点はご理解頂きたい。 本記事では、私がヘッドコーチ(HC)をする際にまず一番初めに作成する”ロー

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          U15世代の育成の考え方 〜年間計画〜

          「パスを回せ」と言われた素人時代、いつしか「シュートを狙え」に変わっていくジレンマ。

          試合でも練習でも、シュートを決めたくて、決めるのが楽しくて、一度回ってきたボールをパスしないことがあったのではないか、と思う。 せっかく回ってきたボールだ。簡単に手放したくない。 5分も順番待ちをしてやっと乗れたブランコを20秒そこらで交代するのは嫌だ、そんな気持ちだ。(子どもにとっての5分は相当な我慢を要するだろう) しかし、こうだ。 ずっとボールを持つな! 味方にパスをしろ! 一人で(バスケを)やろうとするな! と言う罵声にも聞こえる怒号が体育館にこだましていた記

          「パスを回せ」と言われた素人時代、いつしか「シュートを狙え」に変わっていくジレンマ。

          ダムダムダム、そのドリブルは何のため?

          小中学生を教えていると、いつでもどこでもドリブルをつきまくる選手がいる。 シュートできるエリアでも、まずドリブルをしてから、勢いをつけてシュート! ディフェンスが反応していないが、とにかくレッグスルー! 良いドライブだと思ったら、突然ロールしてディフェンスの方に逆戻り! 小中学生に限らない、と言うのが悩みのタネであり、この悪癖はどこかのタイミングで直してあげないと、いつまで経っても消えずに残る。 いわばバスケにおける小児斑(いわゆる蒙古斑、差別的意図はありません)だ。 だ

          ダムダムダム、そのドリブルは何のため?

          取られたら取り返す、倍返しだ 〜トランジションバスケ〜

          「やられたら、やり返す…倍返しだ!」 忘れもしない、これは2013年の某金融ドラマで主人公が毎放送毎放送、やたらと言いたがる、決め台詞である。 その著者が所属していた、このドラマのモデルとなる金融機関に内定が決まっていた僕は、そのドラマを見て戦々恐々としていた。(実際はさほど変わらなかったと言う、素晴らしい予習ドラマ) バスケットにおいてもこの考え方はとても大事だ。苦労してようやく取った得点をものの数秒で奪い返された時の心身へのダメージは計り知れない。 「いとも簡単に

          取られたら取り返す、倍返しだ 〜トランジションバスケ〜

          「いてぇ!!!」と言いながら、そのシュートを決められるか否かが運命の分かれ道

          「いてっ!」 「いっっタァぁ!」 「えんわーーーーーん!」 バスケットボールをプレーする者なら誰しもが聞いたことがあるフレーズである。ドライブを仕掛けて、ゴール下に辿り着き、ディフェンスに接触しながらシュートを打つ際に発する”奇声”である。 かく言う私も、例外なく、ドライブの際にだけ都合良く「イタイイタイ病」が発症する選手であった。これは倫理的に良くない。 ファールは確かに起こりうる。更に言えば本来接触が禁止されているスポーツであるはずなのに、リーガルな接触とイリーガル

          「いてぇ!!!」と言いながら、そのシュートを決められるか否かが運命の分かれ道

          誰かのバスケットボールを理解することと、自分を表現するということ

           バスケットボールを教えてもらう、ということは、その人のバスケットボールの捉え方を学ぶ、ということに他ならない。  監督やコーチが思い描く”モヤモヤ”した幻想的なイメージでしかないバスケットボールは、そのままの状態であればただの絵空事でしかなく、その思いは誰にも伝わらないまま、表現されないまま、心の中でもやもやとしながら有耶無耶になって霧散する。そんな状態はよもやよもやだ。  世の中には様々な解釈の方法が存在するように、AをAだと捉える人もいれば、Bだという人もいるし、逆

          誰かのバスケットボールを理解することと、自分を表現するということ

          マツメモ ディフェンス特集 ポジショニング編 その4

          ポジショニングの基礎 ポジション移動  バスケにおけるポジション間の移動を6パターンに分けて説明しています。  其々の状況・移動のコツ・注意点を中心に記載していますので、確りとこれらを頭に入れて効率の良いディフェンスマスターとなりましょう! 「ポジションを制する者は、ディフェンスを制す!」です。

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          マツメモ ディフェンス特集 ポジショニング編 その3

          ポジショニングの基礎 ポジション移動  バスケにおけるポジション間の移動を6パターンに分けて説明しています。  其々の状況・移動のコツ・注意点を中心に記載していますので、確りとこれらを頭に入れて効率の良いディフェンスマスターとなりましょう! 「ポジションを制する者は、ディフェンスを制す!」です。 3. ディナイ(2線)→ボールマン(1線)

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          マツメモ ディフェンス特集 ポジショニング編 その3

          積み重ねのスポーツ

          バスケットボールほど、積み重ねたことが如実にスコアになるスポーツはない、と考えている。

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          積み重ねのスポーツ

          マツメモ ディフェンス特集 ポジショニング編 その2

          ポジショニングの基礎 ポジション移動 バスケにおけるポジション間の移動を6パターンに分けて説明しています。  其々の状況・移動のコツ・注意点を中心に記載していますので、確りとこれらを頭に入れて効率の良いディフェンスマスターとなりましょう! 「ポジションを制する者は、ディフェンスを制す!」です。 1. ボールマン(1線)→ディナイ(2線)

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          マツメモ ディフェンス特集 ポジショニング編 その2

          ”チームアシスト”という考え方 〜ズレを繋げてワイドオープンを創り出す〜

          オフェンスの目的は得点を奪うことである。 この考えに異論はない。正しくその通りであり、ショットクロックが24秒と短めに設定されているバスケットボールは平均的に70~80回のシュート試投数(ポゼッション)が両チームに与えられるほど、目まぐるしく攻守が入れ替わる競技特性がある。 得点数を競うスポーツであるはずが、”邪魔する”ことに着目される プロチームや大学のカテゴリになるにつれて、ディフェンスの強度を上げることに注力する傾向が強くなる。 それは逆説的に、それほど多くの攻撃

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          マツメモ ディフェンス特集 ポジショニング編 その1

          ディフェンスが上手くなるコツ 〜ポジショニング【準備】が全て〜 〜ポジショニング〜 コート上に10人いる中で、ボールを持つことができるのはわずか1人。仮に40分間フル出場していてハンドラーの役割を担う選手であったとしても40分×1/2(オフェンスポゼッション)×15/24(24秒のうち、15秒ボールを持っている)としても12.5分です。しかもこれは圧倒的にボールを持つ頻度が多い選手がいる場合です。  上記の例を出して何が言いたいかというと、ほぼ全ての選手に共通して言えるこ

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