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残り香のおすそ分け - クロワッサン

先日宣言した作戦「強行突破」は、満を持して本日決行された。

(作戦「強行突破」については、こちらを参考されたい。)

パン生地の間に折り込むバターが溶け出してしまうという最悪の事態は免れたものの、やはり他のパンと比べて手間が段違いに多いため、前日に仕込みを行っていたにもかかわらず、11時にスタートして焼き上がったのが夕方の5時半と、6時間半もかかってしまった。

パン生地の分割の仕方を勘違いして、6個作るはずが5個になってしまうといった失敗もあったけれど、2回目にしてはまあまあいい仕上がりだった。

前回のもそうだったけど、どうもウチのオーブンレンジは焼きが強すぎる

他のパンよりもはるかに手間はかかるんだけれど、やっぱりクロワッサンを自分の手で作り上げるのは、パンを作るものとしては満足度がとても高い。改善点はいくつも発見できたので、また近いうちにぜひ作ってみたい。いや作る。


夜は、奥様の要望で久しぶりの外食。隣町で京都出身のご夫婦がやっているお店にお好み焼きを食べにいった。沖縄でもお好み焼き屋さんはそれなりにあるけれど、だいだいチェーン店なのでなかなかおいしいお好み焼きに出会えない。また機会があったら他のメニューも食べてみたいなと思えるお店だった。

お腹もふくらみ、少し買い物をして帰宅。

「あれ。残ってる。」

自宅でパンを作っている人なら共感してもらえると思うけれど、パンを焼いた日に外出すると、帰ってきて家に入った瞬間、パンを焼いた時の香ばしい残り香が部屋の中にただよっていることに気が付いた時のうれしさ。

クロワッサンはバターを大量に折り込むので、特に香りが強く残るんだろう。

オーブンで焼いている時にただよってくる香りも、ああもうすぐパンが焼き上がるという期待感を高めてくれるんだけれど、忘れた頃に感じるあの香りは、まるでパン屋さんに訪れたときのようなわくわくした気持ちに近い感覚になることができて、二度うれしいのです。

この香りを嗅ぐためにパンを焼いているといっても過言ではない。
いや過言だな。

パンのおすそ分けならぬ、パンの香りのおすそ分け。

機会があったら、他の人にもぜひこの香りは体験してもらいたいなと思う。

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