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初心者が初心者に教えることの意味

4月から、WEBライターを養成する、あるライタースクールにオンラインで参加している。

3日に一度ライティングの宿題が出るので、WEBライティングの作法にのっとって記事を執筆するのだけれど、そのうちのテーマの一つはパン作りにまつわるものにしている。

今日も1本記事を書き上げて、そういえば、とふと気がついたのは、書いている記事のトーンは、パン作り初心者向けのノウハウ。

noteは基本的にエッセイ風の作風なので、パン作りを通して自分が感じた日々のさまざまな気づきを主に投稿している。

パンを作りたいと思っている読者に有用な内容というわけではなく、あくまでも「題材」としてパン作りを使っているという意識だった。

しかし、ライタースクールでの記事は、WEBライティングという性格からノウハウものが主体となるので、必然的にパン作りのノウハウを記事にするということになる。

パン作りをはじめて2年が過ぎ、たくさんのパンは作ってきたものの、まだ自分でレシピ開発はできないし、失敗もいまだにたくさんしてしまう。だからノウハウを人に伝えるなんてこと、これっぽっちも考えたことがなかった。

それなのに、宿題とはいえ、えらそうにパン作り初心者向けに、これこれこうするといいよ、なんて書いてしまっている。

そう、自分なんてまだまだとてもとても、と思っていても、自分より後にパン作りをはじめた人からみればちょっとは先輩なので、教えてあげられることはあるってことなのだ。

そういえば、昔ある武道を習っていた時、その流派では一人の先生に教えてもらうばっかりではなく、みんなで教え合うことを推奨していた。その理由は、初心者であっても後から入門してきた人に教えてあげられることはあるということに加えて、教えてあげることで、自分が成長していることを実感できるから、というものだった。

確かにね。

パン作りの仲間がいるわけではないので、実際に誰かに教えてあげているわけではないけれど、記事を書くことで、今の自分にももっと初心者の人に教えられることはあるんだ、ということに気づくことができた、ということなんだ。

あくまでもライティングの勉強のための記事なので、まだまだ荒削りで自信を持って公開していいレベルなのかどうかは怪しいけれど(公開しちゃってるけれど)、そういう内容でのアウトプットを続けていくのは、自分のパン作りスキルのレベルアップにもいいかもしれないね、とそう感じた。

手応えを感じられるようになったら、note用に再編集してアップしていこうかな。そうしたら、noteもその界隈の人たちに見てもらえるようになるかもしれないね。


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