色々な育児本を読んでも、どこか難しくどうしていいか分からない人に、ぜひ勧めたい一冊。本当は、ママに読んでもらいたい・・・。

数少ない子育て本を、読んできた中で、みんなに一度は読んで貰いたいと思った一冊てす。

「子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法」 篠原信

決して天才を育てる方法が書いてあるわけでも、最先端の幼児教育の方法が書いているわけでもいが・・・。

人の本質をつく子育てが書いてある。

もっと簡単に 、子どもが飽きずに楽しみながら 、自発的に学ぶ方法は 、学ぶことそのものを楽しむことです
「できない 」を 「できる 」に 、 「知らない 」を 「知る 」に変えること自体を楽しむことです 。

言われると当たり前のことだけれどもできない。

それに、よく子どもに言ってしまう「勉強しなさい!」

勉強は、「勉めて強いる」と書きます。中国の人によると、嫌いなことを無理して取り組む意味になるそうです。イヤイヤ取り組むことは気乗りしないし頭も働かないしで、ちっとも頭に残りません。しかし「これ、一体なんだろう?と不思議に思い、自主的に学ぶことは、広さ、深さ、速さが段違いです。修得する知識の量と質は圧倒的です。そして何より、楽しいのです。

ほとんどの人が、「学ぶ」ではなく「勉強」と言うことばを使う。子どもに、「勉強しなさい」と言ったことがない親は少ないと思う。自分もついつい使ってしまう。
そりゃ、やりたくなくなるよね。

ちょっと視点を変える、ちょっと考え方を変えると、違ったものが見えてくる。少し何かを足してあげたり引いてあげたりして、特徴を引き出す。その方法は、千差万別。誰にでも当てはまるものはないが、そのヒントが分かりやすく書かれている。
なるほど!
と自然と共感するものが多い。

質問に答えるかたちで話がすすむのですが、その中でよくある光景の質問があった。

Q 宿題のことを聞くと「いま、やろうと思っていたのに!」と言い返してきます。方っておいたらやらないくせに!
A 子どもが自発的に動く二つの「仕掛け_をつくってみましょう。
①「たまたま」の利用
子どもがたまたま自分から宿題を始めたら、それをきちんと評価してください。「あら、自分からやるなんて珍しい」と皮肉を言いたくなるのは、ガマンガマン・・・・
②予告
「いまやれ」「すぐやれ」は、子どもの都合をあたえないとうメッセージとして伝わります。子どもは、都合を親に全部きめられた、主体性を奪われた、と感じ、やる気をうしないます。・・・・

すごく思い当たるやりとり。
いまでも、自分がやろうと思っていたことや、ヤラなきゃいけないと思っていることを、先に「やったの」と言われると、イラッとしていまします。相手はなんの気なしに聞いているだけなのに・・・。(まだまだ子どもです。)

それに対する答えも、聞くと確かに!となる。当たり前のようでなかなかできないもの、知ってるとその方が確かにいいと感じるし、相手のことを第一に考えた対処方が書かれている。
そしてそれはどれも、自分しだいで対応できる事ばかり。

ホリエモンや学者さんが難しい言葉を使って言うと、信じられなかったり、理解できないことを、わかりやすく、具体例を挙げて説明してくれていいて、すんなりと心に入ってくる。

育児本を読んだけれども、自分とは関係ないもの・自分にはできないと思ってしまった人。育児本はどこか難しく、なかなか実行することができていない人におすすめ。


特に、ママに薦めたい!
そんな一冊。
読んでくれないかな?!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?