診療報酬点数・調剤報酬点数見てる?

 noteで通知表示があったので何かと思えば「11月30日までに記事を書くと,書く習慣が続きます。今月もnoteを投稿しませんか?」とのこと。働いてなくても,こんなところで尻たたかれるとは…

 ということで,今回は診療報酬点数・調剤報酬点数について少し書こうかと。働いていた時は気にもしてなかった点数明細書に記載されているこれらの点数,後学のために点数項目をネット検索で調べるとちょっとした事が見えまして…

 病院や薬局で治療費や薬調剤費を支払うと,領収書と一緒に点数明細書をもらうけど,そこに記載されている診療報酬点数や調剤報酬点数の「項目」をちゃんと確認していますか?実は,その項目を調べると,同じ病気や薬でも病院や薬局で違う事があるんです。
 まずは治療費。治療費と言えば,実際の治療項目以外で共通に目にするのが初診料や再診料。これらは病院によらず基本的に一緒なのですが,病院によっては「夜間・早朝等加算」というのが足されている。あれ?平日の開院時間帯に受診したのに,時間外診療でないのに,何なんだろう?と調べると,実はこれ,企業で言う早朝勤務や残業勤務の手当てみたいもので,それを加算してる病院があるのです。例えば,平日の夜18時以降も受診できる病院,働いてる人は勤務帰りに立ち寄れるので便利ですよね。でも,夜18時~22時はこの「夜間・早朝等加算」点数を足してもいいことになっているのです。この利便性の対価と理解していればいいのですが,主婦や子供が平日に受診するのに「いつでも行けるけど,まあ,夕方以降の閉院時間までに行けばいいや」と思ってると,18時以降は治療費が高くなっている場合があるのです。しかも最近は電算化されてるので,受付が1秒でも過ぎてると加算されてしまうのです。ちなみに,土曜日も昼12時以降は加算できることになっているようです。これは院外薬局で処方箋出すときもそうだったような...気になる方は調べてみてください(無責任ですいません)。

 次に薬調剤費。昔と違って,今は薬は院内処方より院外処方が主流となってますよね。また,院外処方も,病院の近くの薬局だけでなく,お買い物ついでにドラッグストアや総合スーパーの薬局でも処方箋を出せて,日曜でも利用できるところもありますよね。でも,院内や院外の違いや,院外でも「利便性」によって調剤基本料が違うんです。一番安いのが「院内処方」,次に安いのが病院のすぐ前にある,いわゆる「門前薬局」,で,一番高いのが利便性が高い「土日利用可能薬局」って感じです。院内処方をしている病院は今ではかなり限られているので(病院での外来薬剤管理費用が高くなるとか聞いた記憶が…),院外薬局に処方箋出される時は平日の門前薬局がいいと思います。もちろん,平日に行けない人は,利便性高い土日利用可能薬局を利用することになるますけど,その時「地域支援体制加算」という点数が足されているかもしれません。気になる方ご確認を。ちなみにジェネリック薬を多く扱ってるところも少し点数が加算されてますが,これは新薬で処方される方がかなり高いので,やむなしです。
 

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