心に留めたい言葉たち〜3〜
最近色々読み返している平安時代関係の本の中で見つけた言葉。
1000年前と今、全然違うこともたくさんあると思うけど、幸せで在りたいという切なる願いは何も変わらないのだなぁとつくづく思う。
この言葉から私は2つのことを感じた。
ひとつは私も言葉の通り在りたいということ。
いつだって希望や感謝や楽しみを見つける自分でありたい。
もうひとつは、ただ闇の中で佇み、絶望だけ見ている時もあっていいということ。
だって光を見ようとすることさえ、そんな気力さえ残っていない時が人生にはある。
そんな風にただ暗闇の中、絶望と共ににいることを自分に許すことが自分への愛であるときもある。
ちなみにこの言葉は『枕草子』を書いた清少納言が仕えた定子一族に関連して書かれた言葉で、『枕草子』はたしかに、清少納言が闇の中、小さな小さな光をひとつも逃すまいと探し集め書いたのだろうなぁと思う。
一方、『源氏物語』は紫式部が闇の中、その闇の中にそのままいることを受け入れ書き続けた先に一筋の光が見えてきた、そんな感じがする。
でも結果的に2人とも、闇からいつまでも輝き続ける光を文学という形で生み出した。
もはや時空を超えて輝き続ける光。
その光は深い深い闇があったからこそ強くなったのかもしれない。
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