ドカ食い気絶して、見た白痴膿、、。

エヴァのアスカにスポットを当てた映画があるから、それを見に、友達のさりと3スクリーンくらいの小さな映画館にいく。

エヴァの映画は1個も覚えないけど気づいたら後藤まりこが主演のこの映画館のため、の？ショートムービーみたいなもんを気づいたら見ていた。最初はああいう映画独特のちょっとだけ珍奇な安っぽいカットが続いたけど、段々まりこがこっちに干渉してくることが多くなっていく。コントラストの強いモノクロのカットに差し掛かった時には、まりこがあたしを罵倒しながら十分に熱された映写機に顔を押し付けていた。同じようにさりがあたしの顔を押し付けようとしてくる、やばい。となった時にはもうその映画は終わっててさりが出口であたしを待ってた。

映画館を出ようとした時に、あれ、ショートムービーの代金あたしたち払ったっけ？とさりに聞いたら、他の映画を見た人はタダでみれるんだと言っていた。

帰ろうとしたら後藤まりこ好きなんですか？と話しかけられた。早口のキノコみたいな頭をした陰気な女。さりが結構相手してくれててあたしはぼやっとしていた。聞こえてくる断片では、その女はミドリのファンで、昔から今もずっとライブに通っているみたい。それに関する色んな写真をなんでかデカいiPadで見せられている。さりはバカ正直にすごいとか、感心したような相槌を打ってるもんだから、その女の話は止まらない。調子に乗った女が、すごいもの、見せてあげますよ。とか言う。あたしは早く立ち去りたかったから、ずっと出口の方向に少し離れてたけどさりが、これ、本当すごいよ見なよ、えげつない。とか言うもんだから、渋々見に行く。動画の中では白熱灯に照らされた家の中の鴨居に3着ほど地味な色のワンピースがかけられている。雰囲気からして女の家のようだ。1番右端のワンピースだと思っていたものはどうやら女で、その女が少しずつ首を吊って、3着目のワンピースみたいになる、そういう動画。なんだか、拍子抜けであたしはがっかりした。

でもなんだか起きてみたらドカ食い気絶によるものなのか、夢によるものなのかは分からないけど汗ばんでて頭も痛くて身体全体がだるかった。そんな重い身体を引きずったまま、ミドリを耳に流し込みながらバイトに向かいましたとさ。