NPO法人になりました!

こんばんは!NPO法人パラダイム代表理事のさときです!

久しぶりの投稿になってしまいました。

実は2020年1月21日に任意団体だったパラダイムがNPO法人パラダイムとして登記しました。

この1年間、NPO法人設立に向けて活動していたのが、夢叶って正式に法人化されたのです。

活動は変わらず、児童館でボランティアを行っています。

NPO法人になったからといって急に何かが変わるわけではないですね。

むしろ、手続き関係の書類が山ほど増え、あくせくしております。

ですが、寄付金を集めやすくなったのはすごく大きいメリットです。

これまでは、僕個人の生活費から活動費を捻出していました。社会貢献のためとはいえ、生活費を削るのは中々苦しく、どうしたら良いものかと悩んでいました。

しかし、今後はNPO法人の冠を掲げて資金調達に挑めそうです。

さて、NPO法人の代表としてデビューできた僕が感じた設立する上で大変だったことを以下にまとめてみたいと思います。

①仲間を集めるのが大変

NPO法人を設立するには、10名以上の社員名簿が必要です。

つまり、一緒にNPO法人を設立する仲間が代表者を合わせて最低でも10名は必要なのです。

これがやはり大変でした。

そもそも普段生活する中で社会貢献に興味を持ってくれる友人や知人はほとんどおらず、仮に一緒に活動するとなっても続かないなどといったことがよくありました。

なんとか、10名は集めたのですが、これからその人数を維持するのも大変だろうし、増やしていくのも困難な道だと予想しています。

これまで営利組織である株式会社の社員やアルバイトのマネジメント経験はありましたが、非営利な団体のマネジメントは未知の領域で正直現在進行形で苦戦しています。

社員やアルバイトなどであれば、給料・時給を上げたりだとか、大きな仕事を任せたりしてモチベーションを維持・向上させる方法論はありますが、ボランティアはそんな方法を取れません。

僕たちNPO法人パラダイムが今後活動していく上で最も大きな課題といえるでしょう。

②書類の数が多すぎる

NPO法人になる前もなった後も提出しなければいけない書類の数が非常に多いです。

書類の数が多い理由としては、法人登録料がかからない、資本金がいらないなど、お金を全くかけずに設立できることに起因していると思います。

要は、悪いことに使われないよう、手続きをかなり煩雑にしているのです。

なので、これからNPO法人の設立を考えている方は一人で背負うのではなく、ある程度仲間で仕事を分配していた方が良いです。

また、設立書類作成をわかりやすく解説してくれる本を1冊持っておくと良いでしょう。

僕のおすすめは、渕こずえさんが著した「ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる NPO法人のつくり方がよくわかる本」です。

見やすいレイアウトに情報がスッキリしているので、わかりやすさは関係書の中では断トツだと思います。

③活動費が足りない

最後に大変だったことは、活動費です。

僕たちはいきなりNPO法人になったのではなく、任意団体として地道に活動していました。

話し合いの場を設ける時のレンタルオフィス料や、Webサイトのドメイン代、コピー代などは全て代表である僕の生活費から捻出していました。

児童館ボランティアの交通費は市役所が出してくれていたのですが、本当にそれだけが救いでした。

他の団体は一体どうやって運営しているんだと真剣に悩む時期がありましたね。

もちろん、こういった活動をはじめる時からある程度覚悟はしていたのですが、こんなに大変だとは思わなかったです。

子どもの貧困を解決する前に自分が貧困に陥りそうなレベルです。

僕の資金繰りが下手くそだったのでしょうか。

起業する時は、ある程度の自己資金がないといけないと融資もしてもらえないという理屈はよくわかった気がします。

利益が出るまではその貯蓄によって賄う必要があるのでしょう。そして、自分のお金を上手くコントロールできる人にのみ融資を与えるのだと思います。

もし、この記事の読者の中でNPO法人を起業したい、あるいは会社を立ち上げたいと思っている人がいたら少なくとも2年前から計画しておくことが大切だとアドバイスしておきます。

僕は1年前にやろうと決めて、1年かけてお金を削っていきました…。

ちょっと無計画だったなととても反省しています。

もし手取り15万円ぐらいの人であれば、月に2万円ほど貯めて、2年かけて50万円ほど貯蓄することが目標だと思います。

50万円あれば、創業融資やソーシャルビジネス支援融資で250万円ほどの融資を受けて、大きな活動に望めることでしょう。

まとめ

今日はとりあえずNPO法人になったことの報告と設立までに苦労したことをざっくりと紹介しました。

いずれはもう少し丁寧にまとめて社会起業家志望者の教科書的なものをつくりたいと思います。

noteでパラダイムの記事をいつも読んでいただいている読者の方には、ようやくNPO法人になれたこを報告でき、大変嬉しく思います。

今後ともパラダイムの応援をよろしくお願い致します。

NPO法人パラダイム 
理事長 さとき


私達NPO法人パラダイムの活動の共感していただけましたら、是非ともサポートをお願い申し上げます。こちらの支援は子どもの貧困対策事業に使われ、公民館の利用料や参考書購入代金などに活用されます。NPO法人パラダイムの応援を何卒よろしくお願い致します。