見出し画像

食物アレルギー持ちがなぜパティシエの道を選んだのか

こんにちは、ひびきです。
今回は重度の食物アレルギーを持っていた僕がなぜ危険な道

パティシエを選んだのか
その経緯やパティシエになった今だから言えることを話していきます

パティシエの人が小麦や卵アレルギーになったっていう話はよく聞くけれど

アレルギー持ちがパティシエになった人は日本で僕が初めてなんじゃないかな?笑
もし他にも居たら教えてほしい笑

前例がない分
僕と同じようにアレルギーだけどパティシエを目指している子の道しるべになれたら幸いです✨

どのくらいアレルギーひどかったの?

僕が小さい頃は乳製品、卵、ナッツ類、大豆アレルギーを持っていました

ほんとに小さい頃は苦労してて😫
アレルゲンが肌についただけで体中蕁麻疹だらけになってました

アナフィラキシーショックで過去4〜5回ほど救急車にはお世話になりました😇

事件によって将来の夢が決まった!?

さて、アレルギー対応パティシエになろうと思ったきっかけは小学生の時のクリスマス🎄

とあるデパートのアレルギーケーキを注文したときのことでした。

約10年前くらいの話ですが、今よりもっとアレルギーケーキが貴重だった時期です

ケーキを全く食べたことがなかった僕はそのケーキを見て大興奮の様子でした。

家で味見がてらクリームをなめて
「うっま!!」と

嬉しく思えたのはほんの数分でした
時間が経つにつれて口がイガイガしてきて
かゆくなり、体にブツブツが出始めていました

えぇ...........................…

アレルギー症状だと確信した後、薬を飲み
その時はなんとかそれで落ち着きました

でもなんでアレルギーケーキなのに反応したんだ!?!?

母が電話で問い合わせてみると
どうやらメッセージプレートのチョコに乳製品が入っていたそうでそれに反応したとのこと

呆れた...…

ならアレルギーケーキじゃないやん!

呆れた僕は
「そんな無責任なパティシエがいるならいっそのこと僕がパティシエになってアレルギーケーキを作って安心安全なケーキを作る!」

小学生の時そう心に誓いました💫

前例がない挑戦

でも実際にはアレルギー持ってるのにどうやってパティシエになるかが問題でした

前例がない分、どう目指せばいいのかもわからず
とりあえず夢だけ持ってたって感じでした笑

普通のケーキと言ったら乳製品、卵、小麦粉は絶対に使う基本中の基本の材料
それを使わず作る.…

は!?笑笑

考えられない

アレルギーケーキを作ってるところで働けば、なれるかなー🤔
とか思いつつ

なんか働きたいとは思わなかったんですよね
直感的に(なんでだろ笑)

とあるアレルギーケーキ屋との出会い

母がとあるアレルギーケーキ屋さんを見つけました

なんと!そこはアレルギーケーキを作れるようになれるお菓子教室もしているところでした

しかもその種類なんと!
驚異の20種超え

お菓子教室に通う方限定で10種類のカットケーキで丸のホールにしているものが届いて

当時は衝撃でしたね
「これ全部食べれるの!?すご!!」って

母が僕のためと思ってそのお菓子教室に習いに行ったのは感謝でしかありません😭

その出来事をきっかけにアレルギー対応でこんだけ色んな種類のケーキを作れるんだ

先が全く見えなかった未来が少し明るくなった気がしました✨

進路での苦悩

やっぱりケーキの基本から学びたい!
専門学校に行ってケーキ屋で修行したい!

こう考えるようになったのは高校2年生の頃

当時まだアレルギーが完全に治ってなかった

正直焦った

治らなかったらどうしよう?

アレルギーケーキ屋で働くか
アレルギーのお菓子教室から始めるか
栄養関係の大学行くか  etc.…

色々考えました

それでもやっぱり専門学校に行きたい
という思いに落ち着きました

奇跡の完治

それからというもの負荷試験を頑張った結果
高校3年生の夏に全アレルギー解除

アレルギー治した詳しい内容はコチラの記事に書いてます

まさかの滑り込みセーフでした🤣


今までの人生が嘘だったかのように専門学校に入学してからはケーキ食べまくり😋
牛乳、卵触りまくりの日々でした😁

それでもアレルギー症状は全く出ず

ありがてぇ👼

まあでも、調子に乗ってケーキ6個とか食べたらさすがに口元に蚊に刺されたようなものがプツッと出てくるんですけどね笑

専門学校は1年だけ通って無事卒業🌸
そして
熊本のケーキ屋さんに就職しました👨‍🍳

プロの現場を経験して思うこと

素人とプロの違いはやはり意識の差で決まるなと感じてます

自信を持って美味しいケーキを作っているか
ケーキのその先、お客さんの事をどれだけ考えられるか

技術の差はもちろんのことですが
それ以上にこのプロの考え方を持てたのはかなりの収穫だったなと思います

正直、高校生の段階で、もういっそのことお菓子教室から始めてゆくゆくは自分のお店を出そうかと思ってましたが
長期的に考えたら遠回りのプランだったなと思ってます

一人の力でやっていくにはとてもじゃないけど無理がある
まあ、やってみないとわからない部分はあるんですけどね笑

自分が決めたレールが正解か不正解かは誰にもわからないけど
未来の自分がそのレールを選んで正解だったよって言えるようにしたいですね🤔

まだまだお店を開くには夢の途中ですが
叶えられるように走り続けます🏃‍♂

僕と同じようにパティシエ目指してる方へ

もしアレルギー持ちの方でパティシエになりたいという人!
僕が将来作るアレルギー対応ケーキ屋で一緒に働いてほしいな〜なんて😆

重い食物アレルギー持っててもパティシエになれる未来はそう遠くないはず

なぜなら、、、

僕が働ける環境を作るから🌟


ほんとにアレルギー持ちの子が来てくれたらこれ以上ない幸せかも🤭


今日はこの辺で👋

最後まで読んでもらってありがとうございました(^^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?