見出し画像

まずはベランダをプロデュース

「植物を用いてプロデュース」となれば、ベランダは最初の一歩として最適である。
生活の場なので、何といっても管理がしやすいからだ。それが狭ければ植物の数が限られる分、より管理はしやすいだろう。

自宅ベランダとの境のカーテンは2枚重ねて、手前は裾を短くした。
『雪見障子』からヒントを得た『雪見カーテン』である。
奥のカーテンのみを開ければベランダの緑が見える算段だ。

これなら住宅密集地であっても人目を気にせず室内から緑を楽しむことができる。

植物へのアプローチとして室内向けの観葉植物からスタートする人が多いと思うが、屋内の植物は案外ハードルが高いというのが持論である。
植物の健康な成長に必要な光や風は屋外の方が得やすいからだ。
そして何より、室内はニンゲンの主たる生活スペースでなくてはならない。光や風の通る場所はニンゲンにとっても居心地がいい場所なので確保しておきたいところである(ワンルームなら尚更だ・笑)

そしてベランダの植物は「葉っぱ」をベースとしてまとめておくと管理がより楽になる。分類でいえば常緑低木、常緑多年草がそれだ。
言葉の通り「常緑」、年間を通して葉があるので集合住宅でも落ち葉を気にする心配が少なく、ベランダのグリーンの「ベース」にするには最適である。

そのうえで季節を彩る花々をスポットとして取り入れる華やかさを演出することができる。
下の画像は昨春の例で、宿根ネメシア(常緑多年草)とチューリップ(球根)のコラボレーション。

画像のチューリップはたったの2球だけ。しかもたった10日間ほどの開花だが、それゆえ強烈なインパクトを放ってくれた。
そう「レス・イズ・モア」、マイナス要因は“モア”へのプラス要因でもあるのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?