【留学生活のリアル】学生の月・年間の生活費(東京vsフランス地方都市)
みなさんこんにちは!
フランスの学生都市・リールに住んで3年目の学生、ぱれすぅ〜です!
今日は、数年前まで東京で大学生だった私が、円安ユーロ高真っ只中の2024年3月時、フランスの地方都市で学生生活する際「実際にどのくらいの生活費で過ごしているか」になります。
今後、どうやって節約しているかも他の記事で書こうと思っているのでそちらも楽しみにしていてください。
留学前の生活費:東京一人暮らし
留学する直前、ぱれすぅ〜は東京の郊外に一人暮らししていました。日本では、ある程度時給がいいバイトを長時間やっていたので、お金で困る感覚はあまりありませんでした。
当時の日本での一人暮らし生活費は
決して外食などを日常的にしていたわけでも、浪費癖があったわけでもなかったのですが、東京に住み活動範囲を広げるほどお金はかかるもの。特に、バレエ代は学生にはちょっときつい時がありました。
両親から仕送りをもらっていましたが、全然間に合わず…。一時期は給付型の民間奨学金をもらい、その他アルバイトで補填しつつ生活していました。
大体一ヶ月あたり14万5000円を出費しているとして、年間どのくらいかかっているのかを計算すると、
14万5000円×12ヶ月=174万円
それに学費を加えると
50万円+174万円=224万円
そのうちアルバイトで補填していた額を差し引いてもやはり、、、
恐ろしい額です…。
フランス一年目の生活費
フランス一年目はEuroの金銭感覚がわからないもの。その当時の生活費はというと
少し弁明させてもらうと、この当時フランスのバレエ教師国家資格のための実技試験を控えていたので、バレエ代がとてもかかってしまっています。
東京生活よりは抑えられている方ですが、フランス政府の住宅補助で100€ほど補助してもらえるはずがなかなか貰えなかったり、フランスの食費に関する金銭感覚がまだわからなかったり(どこのスーパーが安いかとか外食の平均出費など)と今となっては無駄が多かったように思います。
年間出費+学費を合わせると
{950€(12万4000円)×11ヶ月}+3500€(45万5000円)=13,950€(181万9000円)
※この時の夏は、日本にいたので除外。
そして一年目の難しさは、大学の多忙さと環境の慣れなさも相まってアルバイトができなかったこと!
留学生活に若干の危機感を持ったぱれすぅ〜は、禊を始めます。
フランス3年目現在の生活費
フランス2年目から着手したこと、それはまず「家賃・光熱費を抑えること」でした。
元々シェアハウス住みで、一人暮らしよりは安く済んでいたものの、より良い住環境と安さを求めて、家探しを6月に始めて8月に入居。2年目となれば住宅補助ももらえ、また1年目の分もごっそりと来たのでそれを使って学費を払いましたw
その他、交通費をもっと安くできる制度を知ったり、食費を抑えるために市場に出向くようになったり、化粧品を自然由来で安いものに変えたり、バレエ代は専門学校に入ったことで必要なくなったり,etc.でだいぶ削られるようになりました。
※とは言っても、円安が進行しすぎて、留学当初は1€=130円だったのが、今や160円越えです。この30円の差は大きく、かつ物価上昇もあるので、euroでの出費を抑えても思うように節約できている感覚がありません…。
今現在の一ヶ月あたりの生活費は
現在は、リール公立の舞踊・音楽専門学校とパリ国立コンセルバトワールを掛け持ちして通っていて、月に一度パリに滞在する必要があります。
幸運にも、パリにいる友人夫婦の家に泊めさせてもらっているためなんとかパリ通いができていますが、パリはそこで息を吸っているだけでお金がなくなっていくような魅惑の街です😅
例えば、ご飯の美味しさは格段にパリがうまいです!その代わり、スーパーで見かけた商品がリールとパリでは物価が違ってびっくりしました。
大体月々690€かかっているとして年間の生活費と学費を合わせると
{690€(11万円)×12ヶ月}+{500€(8万円)+600€(9万6000円)}=9380€(約150万1000円)
※ちなみに1€=130円だったときの場合は、月あたり8万9000円、1年あたり約121万9000円となり、同じeuro額でも年間28万1000円分多く払っていることになります…。円安恐ろしい😱
そんな不利な状況ではありますが、現在はアルバイトで生活費の半分は賄えているので、最善は尽くせているかなと思います。
とはいえど、フランスでは就労時間がそもそも短く固定制のことから、日本のようにアルバイトの選択肢が全然ありません。特に地方都市は外国人留学生が働けるような職場を見つけること自体が難しく、私のように2つの課程をはしごしていると、毎週土曜日が必ずしも空いているとは限らないため、それを理解した上で雇用してくれる人を探す必要があります。
円安の影響を最小限にするため日々財布の紐を締めるようにしていますが、やはり職に就きたいのが正直なところ。
フランスで就職できた日には、多分涙ものです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
おそらく交換留学生を中心に役立つ情報かなぁ〜と思うのですが、留学生は正直一年という短い期間でヨーロッパに入れるという制限もあってか、私でいうバレエ代やパリ代みたいなものを旅行費として捻出する傾向があるため、だいぶケチっても同じくらいかそれ以上かかるかと思われます。
この記事を書き始めたのは2024年3月ですが、4月下旬の現在、円安はかなり進行し167円まで到達してしまいました。本当に恐ろしい。
加えて、頼みの綱だったバイト先が営業できずクビになってしまったり、4〜5月にかけては学校の方が繁忙期だったりと、ヒヤヒヤした状況が続いています。
フランスに住むだけで、毎日がサバイバルです。3年が経とうとする今も。
だから、日本でできるだけの準備(主にお金)はちゃんとした上で渡航できるようにしてください。
以上、繁忙期真っ只中のぱれすぅ〜からのメッセージでした。
では〜!
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