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フランス失敗談:高速バス

こんにちは!ぱれすぅ〜です。
今日は高速バスにまつわる、「カルチャーショック→やらかし」の話です。

ぱれすぅ〜はリールの学生なわけですが、パリの学校にも月に一度行っている身でして。
これはパリに通い出した頃、交通費をケチろうとリール・パリ間の高速バスを使った時のこと。高速バスがなかなか来ず…。

リールはよくも悪くも交通の要としてよく使われる街。
それは、電車に留まらず高速バスも同様。
私の利用しようとしていたバスは、オランダのアムステルダムからベルギー・ドイツを横断、リール、パリ終点のような流れでくる類のものでした。そのため、15-30分の遅れはいた仕方がないと思い、比較的気楽に待っていたんです。
だがしかし!
1時間待ってもバスは来る気配がなく。

リールの高速バスのバス停はとても不安要素がいっぱいなんです(以下、カルチャーショック バス停編)。

まず、野外。雨が降った場合の雨宿りスペースが少なすぎる。
次に、高速バスに関する電光掲示板やら係員はいない。また、バス乗り場の定義が曖昧で、一本の道二車線の駅側に無造作に止まるため、どのバスがどこ行きかがわかりづらい。一般車もバス停に止まっている事があり、クラクションの嵐になることも。その上、バスの量は多い。
また、バスによってはどこ行きかが明示されていない。だから運転手に聞かなきゃいけないが、運転手の国籍は多様でフランス語・英語が通じないことがある
そして、高速バス会社は例え便に遅れが出ても連絡なし。遅延なのか乗り遅れなのかわからないことも。

安さの代償といえど、日本で育った身からすればハラハラです。
※リール・パリ間の値段の相場は、高速バスで片道9ユーロ(乗車時間3時間)、電車で片道21ユーロ(割引利用して、乗車時間1時間)ほど。

1時間待ち、雨も振り出し空模様が怪しくなってきた焦りと全日勉強していた疲れと。ぱれすぅ〜は早く座りたい気持ちでいっぱいでした。
待つこと2時間。雨は土砂降り、雷が鳴り始めました。
するとそれらしきバスを発見。私と同様に待っていた人たちが殺到。
おばさんが「パリ行きだ」と叫んでいたため私も並び乗り込みました。
普段なら運転手はQRコードでチケットを確認するのですが、その運転手はめんどくさがりでなんの確認もありませんでした。

が、しかし!
これがやらかしの序章に過ぎなかったことを外の風景を見て察したぱれすぅ〜。
隣の人に行き先を尋ねたところ、知らない都市の名前を言われ、次止まるのはどこか聞いたら…

Bruxelles Nord

あっ。終わった。

18時半の便を待っていたぱれすぅ〜。
乗り込んだのは20時半。
ブリュッセルに行けば一番はやくて21時半だけど、それは手前のBruxelles Midi(南側)だから北まで行ってしまうともっと時間はかかる。

ブリュッセル・パリ間の電車は22時が最終だがMidiまで移動しなければ。
危ない橋な上に高コスト。

ブリュッセル・パリ間の高速バスは夜間少なく、ブリュッセルで何時間もホームレスと待つのは怖すぎる。それに、パリでお世話になっている友達の家に夜中の3時についても迷惑すぎる。

よし、パリ行きは諦めよう。
でも、そもそもリールに帰れるのか。

調べると、電車は21時が終電で絶望。慌てて同系列の高速バスを探すと、運よく22時台のバスがあることが分かりました。

ところが!

ここで、スマホが使えなくなるのです。
原因は、国境を跨いだこと。普段使用しているSIM会社はベルギーとのパイプはなかったようで。
パリの友達とはバスを間違えたと分かった時点からチャットをして連絡を取り合っていたのですが、唯一の救いが閉ざされてしまいました。
その上、Nordからベルギーにかけて現れがちな豪雨と雷が激しく。天候までも追い込みをかけてくる始末。

といえども、バレエを通して青年期から海外経験が多いぱれすぅ〜は色々考え、待ちの姿勢でいることに。
というのも、フランスの田舎を電車で横断している時は使えるSIMの電波でも通じないことが日常茶飯事。これはベルギーでも一緒だろうということで、ブリュッセルまでスマホは触らず充電温存。もし、フランスの電波がブリュッセルに通ってなかったとしても、海外の回線を利用する機能(日本の電話会社の時はとてもお金がかかる機能だから避けていたけど、それよりはマシだろうと予測)を使おうと考えました。

Bruxelles Nordに着くと、そこはNordではなくMidiの反対側でした。
かつてベルギーに旅行した経験から見知った景色でちょっとほっとしたのも束の間、やはりスマホは繋がらず。最終手段を講じて、自分の位置をGoogle Mapでバス停を探し、リール行きのバスを予約し、友達にも連絡をとりました。
雨の中、屋根のほとんどないBruxelles Midiのバス停で冷たくなりながら待って、バスに乗り。リールの中心から家に着いた時にはぐったり疲れ切っていましたが、シャワーを浴びて翌日の早朝の電車の便を予約して眠りに落ちたのでした。

この経験から

ぱれすぅ〜はこれまで複数に渡って知らない海外の都市に一人で行くことを経験してきましたが、こうした乗り間違えのミスは初めて経験しました。
疲れと焦りが個人的な心労だけでなく、いつもお世話になっている友達に心配させてしまったことも申し訳なく。ですが、この一連の話はパリへ行くたびの笑い話(定型の入り)になり、すごい救われました(優しい友人に感謝😆)。

※翌月のSIM会社からの請求書を見ると20euros追加支払いがあり、ケチるどころか赤字で。でも、緊急事態だったのでしょうがない…。

この経験からぱれすぅ〜は今後こうしたことが起きないように、少なくとも月一の平日の移動ではケチらず電車を使って、ストレスの根源を減らそうと心に決めました、
が!
他の事件が翌月起きたのです
(これは次の記事で)w

皆さんもフランスを横断する際などはお気をつけください。
焦らずに。でも絶えず周りに質問することを恐れずに。
あと、フランスでは文明に頼りすぎた生活に慣れていると大変なことが多い気もします(スリのプロもいますし。ぱれすぅ〜はまだ遭遇してないですが)。なので最悪、スマホを見ずに行動できるように準備しておくことが大切です。

ではまた〜✋




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