見出し画像

眠れぬ夜

眠れぬ夜と言ってもわたしが眠れないのではありません。

最近朝の8時から10時ごろに巴里から電話がよくかかってきます。
日本では「おはよう」な時間帯ですが、パリでは真夜中。

ひとり暮らしの友人(70代後半)はどうも寝つきが悪く、日本語が話したくて受話器を取るようです。

トノ(主人)と2歳違いで年が近いせいか話題も合うため、トノとパリの現状や日本の現状の情報交換を楽しんでいます。

トノがまだ元気でよくパリに訪れていたころ、友人はトノと日本語で会話することをとても楽しみにしていました。

男性の場合、長く異国で暮らしていても現地のパートナーがいなくなってしまうと(亡くなってしまったのです)現地の言葉を話す機会も少なくなり、いつの間にか言葉が通じなくなってきて、新しくコミュニケーションを取る人を見つけるのは大変だろうなと思います。

女性だと茶飲み友達を見つけるのが上手だと思うのですが、どうでしょうか

見上げる空は日本からパリまでつながってるんだよなと思いながら
パリに思いを馳せます。


モンマルトルの近くに住む友人
最近観光客が増えすぎたため、観光バスは丘の上まで登って来れなくて、途中下車し、歩いて登るようになったようです。
そのため幾分ゆったりと過ごせると喜んでいました。

「今日ガレットを食べに行くよ」
トノが電話口で伝えると
「ちょうどシーズンだからね」
と友人。

モンパルナス駅の近くで食べたガレットを思い出しながら、日本にあるフランス家庭料理レストランでガレットランチをいただきました

また眠れぬ夜に電話をまっています^^

この記事が参加している募集

noteでよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?