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フランス政府給費留学制度に採用されるまでの11のプロセス(付録:提出した研究&留学計画書+面接で使用したパワーポイント資料)

かつて、フランス系知識人になるための登竜門であるとまでされたフランス政府給費留学制度に採用されるには、綿密な戦略というものが必要となってきます。

その戦略に従って、採用を見事勝ち取ることができれば、「フランス政府」という後ろ盾を得ることができ、非常に優遇された身分でフランスに留学することができます。

たとえば、月々615~767€を10ヶ月間支給されるだけでなく、初月に研究費として700€を援助され、その他にも学費の免除、各種登録料の免除、社会保険料の政府負担など、手厚い待遇を受けられます。(それに、安価な滞在先の確保も保証してくれるので、これはとくに地価の高いパリに行く人にとっては重要なのではないでしょうか。)

この奨学金に採用されるか否かで、フランス留学の成功度が左右されるといってしまっても過言ではないかもしれません。

そこで、これからフランス留学を目指す人々へ当てて、フランス政府給費留学制度への合格に向けた戦略立ての補助アイテムとして作成したのが当資料「フランス政府給費留学制度に採用されるまでの11のプロセス」となります。なお、この資料末尾には、実際に書類審査に提出した研究&留学計画書(日本語&フランス語)および、実際に面接審査で使用したパワーポイント資料も付録されています。

パリ-ソルボンヌ大学の修士課程に進学すべく、この奨学金に出願した私が、実際にどのような手順を踏んで採用されるに至ったのかを、11のプロセスに分けて解説していきます。私のプロフィールの詳細は、私の運営しているブログ「パリノメモ(http://parisnomemo.me/)」をご覧ください。

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人によって踏んだプロセスは異なるはずですが、当資料で紹介しているのは、あくまで私個人がたどった手順です

【目次】

1. フランスの指導教員探し
2. DELF/DALFの受験
3. 情報収集:イメージ固め
4. オンライン登録
5. 所属大学の日本人とフランス人の教授を味方につける
6. 提出書類の作成
7. 書類審査通過の通知:面接に備える
8. 言語を選ばない多角的な面接練習
9. 面接試験当日
10. 合格通知
11. 大使公邸での祝賀会:ブルシエの顔合わせ

付録①:実際に書類審査に提出した研究計画書(日本語&フランス語)
付録②:実際に面接審査で使用したパワーポイント資料


※ ここで紹介しているプロセスや資料は、全て、2016~2017年度の募集に出願したものです。つまり、2016年9月より留学が開始する者が応募した内容です。

 私は文系であり、留学先の専攻は文化地理学(修士課程1年)です。資料はそれらに準じていますが、おおまかな概要は他の分野とも類似しています。


それではさっそく、各プロセスの詳細を解説します。詳細を語っているので長くなりますが、総計150~250万円の奨学金と、「フランス政府から奨学金を得た」という一生残る肩書を得るためのステップだと思って精読されてみてください。

※ この資料を購入された方限定で、フランス政府給費留学制度に実際に応募するにあたって生じた疑問などに直接お答えします。その際はブログのお問い合わせフォームより、購入日時&購入された際のnoteアカウント名を添えてご連絡ください。なお、ご質問内容によっては、ブログ記事としての回答の可能性もあります(もちろん匿名です)。


※ 当資料の内容の一切の転載を禁じます。


1. フランスの指導教員探し(2015年1月~4月ごろ)

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