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EVERYTHING FLOWS #35 by illustrator はるやまひろし

—— 音楽を聞けば、踊りたくなってしまう最高のバンド。そして最高のクリスマスソング。


絵を描くことを音楽で言う『レコーディング』と称するイラストレーター・はるやまひろしによる、日々のドローイングイラストの記録(REC)を毎週紹介していきます。ライブハウスに貼りだされているチラシのようなイメージで、音楽やバンド、あらゆるサウンドからインスパイアされた、妄想爆発のアートワークが日々描かれていきます。音楽への愛が溢れるテキストと合わせてお楽しみください。


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2021.12.24(FRI)
ARTIST - THE POUGES
SONG - FAIRLYTALE OF NEW YORK

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The Pogues(ザ・ポーグス)
イギリス生まれのアイルランド人ボーカリスト、シェイン・マガウアン(Shane MacGowan)を中心に1982年頃にロンドンで結成された。ケルティック・パンク(パンク・ロックにケルト音楽の要素を持ち込んだ音楽)の代表的存在とされ、イギリスで人気の高いクリスマス・ソング「ニューヨークの夢(Fairytale of New York)」等のヒット曲で知られる。


今日はクリスマス。無礼講だ。天使も悪魔も妖精も人間も手をとって酒のんで、一緒に騒ごう!

ポーグスほどお酒の似合うバンドって、なかなかいないんじゃないかな。

手には酒、タバコ、マイク。

Vocal のシェインは大酒飲みの酔いどれ詩人で、何度もお酒で失敗してるような人。ライブをすっぽかしたり、バンドをクビになったり。酒とタバコで歯もボロボロさ。(2015年に歯を全部新しく入れたようです!)

それでも彼の唄は人を惹き付け続ける。人だけじゃないよ。天使も悪魔も妖精も。逸話だって慕うようについてくる。シェインやポーグスについてまわる話は寓話のようで。

愛されてるんだな。

シェインが書く歌詞は最高だよ。生身の人間ってものがつまっている。小説や映画、寓話のようでありながら、現実を突きつける。

ポーグスの詩や音楽は、綺麗な声を響かせてるわけじゃなし、演奏はやんちゃで、詩は綺麗ごとばっかり並んでるわけじゃない。

そのどれもが、それだから素晴らしくて。やさしいんだよ。

音楽を聞けば、踊りたくなってしまう最高のバンド。

そして最高のクリスマスソング。

Fairytale Of New York - The Pogues(歌詞&対訳付)

まるで一つの映画を観てるかのような一曲。ポーグスの代表曲にして一番有名な曲。詩や短編小説のような文学や、音楽の凄みのようなものが詰まっていると思う。音楽から伝わるものだけでも大好きな曲だったけど、はじめて歌詞カードで読んだ時は泣けたなぁ。楽しもう。ハッピークリスマス!

※対訳 : *Marigold*洋楽劇場より


The Pogues - If I Should Fall From Grace With God

お祭り騒ぎとはこのことさ。

The Pogues & The Dubliners - Irish Rover + Interview

映画に出てくる妖精か仙人みたいなお爺さんでしょう?1962年に結成されたアイルランドのトラッドバンド、ザ・ダブリナーズとザ・ポーグスの共演映像。多くの映像の中でもシェインが謙虚で紳士なんだよな。リスペクトも目に見えるよう。若い頃のやんちゃな伝説や、失敗談は数多くあれど、悪くいう話は聞かないんだよな。

Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah

踊るしかない!楽し過ぎる!
シンプルなロックンロールのポーグスもカッコいいな。


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はるやまひろし
静岡県生まれ、千葉県育ち。
好きな音楽のアートワークとTシャツに憧れてイラストレーターの活動をはじめる。シンガーソングライター気分で絵を日々レコーディング中。
https://www.instagram.com/hiroshi_haruyama

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