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47 paper trip #41旅目 「秋田県」 by KAMI

今回の旅先は、秋田県。
秋田県のひとつ目の切り絵は、こちら。

『津ねや』のきりたんぽ鍋。
すき焼きとうなぎの名店として知られるお店のきりたんぽ鍋。
炭火で焼いたきつね色のきりたんぽは、もちもちで、比内地鶏と昆布のだしでできたスープがしみているらしい。
具は、鶏のレバーと鶏胸肉、舞茸、ネギ、たっぷりのセリが入っている。
しめでおじやもできるらしく、具の旨味と出汁の効いたスープが最後まで楽しめるのが素晴らしい。
はあ、さっむい日に食べると最高だろうな。

秋田と言ったら、きりたんぽ鍋が真っ先に思い浮かぶ。
実家で一回きりたんぽ鍋キットを買って食べたけど、本場の味はひと味違うと聞くからやっぱり食べておきたい!
しかもここのきりたんぽ、香ばしい香りがして、スープを吸っても煮崩れしないというらしいからちょっと食べてみたくなる。
あとたっぷりのセリと鶏のレバーが入っているのも意外だったな。
あと秋田って、冬がと〜っても寒そうなイメージがあるから、絶対今の時期に行くならマストな食べ物な気がする。
寒いの苦手だけど、あえてさっむい時期に秋田に行って、きりたんぽ鍋食べに行きたいな〜〜!


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次の切り絵は、こちら。

『なまはげ紫灯(せど)祭り』のなまはげ。
「泣く子はいねぇが〜」で有名ななまはげ。
元々は、大晦日に地元の青年たちがなまはげに化けて、大声で「泣く子はいねぇが〜」と叫びながら民家を訪ね巡る行事。
だけど男鹿市北浦というところで、毎年2月の3日間に地元の神社のお祭りとかけあわせた観光行事として、このお祭りが開催されている。
なまはげの乱舞は、なかなか迫力があって見ものらしい。
夕方6時からスタートみたいだから、しっかり防寒してなまはげ文化をこの目で確かめたい。

なまはげも秋田と言ったらで、すぐ頭に思い浮かぶ。
「泣く子はいねぇが〜」となまはげが迫り来る映像をよく見るけど、1978年に国重要無形民俗文化財として「男鹿のナマハゲ」が登録されているのは知らなかったなあ。
ただ子供たちを驚かすためじゃなくって、怠け心を戒めて無病息災などをもたらす来訪神っていうのも初耳だった。
あとこの祭りでは、なまはげ文化の体験だけじゃなくって、なまはげの乱舞や太鼓の演奏も観れるそうだから楽しそう〜。
お正月気分が抜けたような、抜けきれていないような今、なまはげの叫びを浴びて、しゃきっと今年の平穏を願いたいな。

そんな感じで、秋田の旅は終わり。
次は、どこに行こうかな〜。


次回は、どこに行こうかな〜。

この連載では、切り絵作家 KAMI が〈切り絵で巡る日本の旅〉をテーマに、各地で気になるものを切り絵にして紹介していきます。ここまで、全国41ヶ所を旅しました。みなさんのゆかりある土地や行ってみたい旅先での新発見はありましたか?次の旅もどうぞお楽しみに。

KAMI
熊本県出身長崎県在住の、切り絵作家。半立体的で柔らかな色合いの切り絵が特徴です。Instagram に全ての作品が掲載されています
https://www.instagram.com/kami_memor_art3


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