郷土玩具収集notes - 金櫻神社の虫切り鈴

まずは、付属の栞から謂れを簡単に書き出してみます。

縁起は古く、御岳信仰に由来する、日本三土鈴の一つで、子供が腰に下げて、割れると「カンの虫」が切れると信じられ、古くより虫切のまじない鈴として知られている。金桜神社で昭和初期まで、参拝の帰り土産とし、神社や道々の露店の鈴を競って求めた。たくさんの鈴を手に参拝者は山を下りるので、鈴の音の流れは山峡にこだまし、活気と歓喜が渦巻くさまは壮観であった。御

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松本・生活工芸を巡る旅 後編

2019年5月24日、松本市内の毎信メディアガーデンで催された座談会「すぐそばの工芸・考」は二部制、各50分で行われた。第一部の進行は、新潮社の菅野さん。登壇は三谷さん、山本さん、小林さん、竹俣さん(各人のプロフィールは文末)。  当初のテーマ設定は、それぞれの工芸観をあきらかにすることだったようだけれど、実際は「作り手とギャラリーとの関係性」「ギャラリーの存在意義」について主に意見が交わされてい

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松本・生活工芸を巡る旅 中編

生活に要する品々は、古来、人々が身近な材料を使って手作りしてきた。そもそもは素朴なものであったのを、長い年月をかけて技巧が育まれ、様式の美も確立されていった。その土台には作り手の技がなくてはならないものだった。

  ところが現代では、「クラフトフェア」等の販売網の広がりにより、作品を発表して世に問い、用の美を研鑽するという本懐が失われ、使い手もオリジナリティや完成度を吟味することなく購入するよう

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松本・生活工芸を巡る旅 前編

全国的に真夏日となった5月末、長野県松本市へむかった。旅の目的は、市内の六九通りで開かれた、生活工芸品の展示イベントである「六九クラフトストリート」と、出展者による座談会「すぐそばの工芸・考」の聴講。木工デザイナーであり文筆家である三谷龍二さんの企画によるものだ。

 座談会の登壇者は山本忠臣さん(建築家、ギャラリー主宰)、猿山修さん(デザイナー)、小林和人さん(古道具店主)、竹俣勇壱さん(彫金師

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民藝旅 vol.2 沖縄 \原付🛵与那国島探検 1/

丘の上の朝ごはん

目を開けて。
ミントグリーンの壁に、白い光が眩しい。

風の音だけが響く、与那国島の朝。
海の音はまだ遠い。

昼間の蒸し暑さが嘘のように、朝はひんやりと、心地良い。

食堂には、朝ごはんが用意してあった。
食パン、マーガリン、ブルーベリーといちごのジャム、コーヒー。

牛乳は自分で買ってきた。バナナはゆりこさんからのお持たせだ。

高く背伸びをして、建物の外に出てみよう。

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【アボカドのクリームパスタと田村窯の器】

う今回は久し振りにパスタ!
でも、この器に負けない色合いの料理にしなくてはいけない!

インパクトはあって、好感の持てるパスタ…
緑…
アボカド…

よし!アボカドのクリームパスタだ!
という感じで作ってみました!

どうでしょう?
結構いい感じに、コバルトとアボカドのグリーンがマッチしてません??

そしてそして!!
今回は撮影のために、白い背景をつくる布を買ってきました!
やっぱ背景大事ですね

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民藝旅 vol.2 沖縄 \与那国織のゆりこさん/

〜〜〜〜前回のあらすじ〜〜〜〜

那覇で出会ったおばあちゃんずの勧めで与那国島を訪れたもじゃもじゃ。
ようやく宿を見つけて、ゆりこさんの親戚を探すためにハローページから長男さんに連絡をしたがうまくいかず。手がかりを失ってショゲていたところ、宿のお父さんが誰かに連絡を取ってくれたのだ。

お父さん、誰と話しているんだろう?
そして、なよこさんの親戚に会って、与那国島の手仕事を見ることはできるのだろう

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ポジャギという手工芸。

ポジャギという手工芸をご存知ですか?
私が始めた15年ほど前はマイナーキルトだったのですが、どういうわけだか最近のInstagramでの「いいね」の数がうなぎのぼりでどうやら認知度が世界的に上がってきたようなんです。

ポジャギというのは「보자기」と書きます。

そう、韓国の手工芸です。

私はポジャギ工房koeを主催している李 京玉(イ キョンオク)先生のアトリエが家の近くにできて初めて知りまし

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民藝旅 vol.2 沖縄 \“うぶる” 作りのふみえさん/

「焼きサバか、ぶっかけ丼か、刺身定食か。」
なんとも贅沢な悩みである。

朝ごはんをもとめて、市場をふらふら。
Wi-Fi完備の魚屋さん「魚友」の野外テーブルで、手書きのメニューをながめていた。

朝からお刺身だなんて、贅沢すぎるわ。と、いつもの貧乏性から焼きサバを注文したのは午前8時半。

脂の乗ったサバ、海ぶどう、お豆腐、卵焼き。
お味噌がふつふつと回るあら汁に、口からよだれがあふれる。

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