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アーユルヴェーダ的 秋(शरद् ऋतु シャラド ルトゥ)の過ごし方_質の良い睡眠を

アーユルヴェーダの秋の過ごし方

10月は1年でも過ごしやすい季節ですが、夏の間にあがったピッタ(पित्त)が秋になって影響を及ぼしてる可能性があります。
また、なぜか寂しい気持ち、不安な気持ちになりがちなのが秋のヴァータ(वात)の乱れでもあります。

食べ物(आहार アーハーラ)

この時期は熱すぎるもの、辛味、酸味、塩味のものを避けます。
甘味(氷砂糖、果物)、牛乳などがおすすめされます。
ギー(精製バター घृत グルタ)を摂ります。ギーはお料理に使用したり、身体に塗ったりしてもピッタを下げる効果があります。

季節の純粋な食べ物(あまり加工されていない食べ物:野菜、果物)を美味しくいただきます。

寝る前に温めた牛乳またはアーモンドミルクにターメリック、ギーを入れたゴールデンミルクを飲みます。お好みでシナモン、カルダモンのスパイスや甘味を加えても良いでしょう。
※歯を磨いた後ならお白湯にします。

頭にオイル

頭のてっぺんにオイル(太白のごま油、またはギーなど)小さじ1杯弱を塗り優しくマッサージし拭き取らずそのまま寝ます。オイリーになるのが嫌な場合はシャンプーの前に塗って、時間を置いてから洗い流しても良いでしょう。

頭部に染み込んだオイルが精神の鎮静効果をもたらすと言われています。
お試しください。

適切な睡眠 (निद्रा ニッドラー)のために

入眠しにくい、眠りが浅い場合
夜寝る前にTV、パソコン、携帯などのブルーライトを浴びないようにする。
心が落ち着くような静かな環境音、音楽を聴いてみる。
好みのアロマなど良い香りを嗅ぐことも有効です。
寝室の環境も整えましょう。(余計なものを置かないなど)

心を落ちける呼吸法(प्राणायाम プラーナーヤーマ)もおすすめです。

呼吸法の準備として “プラーナダーラナー(प्राणधारणा)”(呼吸の観察)
姿勢を正して自分の自然な呼吸を観察してみましょう。
1.2.3.4…… 呼吸の数を心の中で数えてみても良いでしょう。

背筋を伸ばして座り、手を膝の上に置き、体の力みのない状態でゆっくり目を閉じて、(目を開いてる場合は半眼で鼻先をぼんやり見ます。)

呼吸の長さをコントロールしてみる
呼吸の観察を終えた後に、呼吸の長さをコントロールしてみます。
吸う息1に対して吐く息2の割合で呼吸してみます。
たとえば、4秒で吸って、8秒で吐くといった具合です。
1対2の割合の呼吸法(प्राणायाम プラーナーヤーマ)

呼吸に集中することで、頭(心)の中の雑多な思考が収まります。
まずは何も考えずに10ラウンドやってみましょう。途中で息苦しさを感じたら、お休みしてもう少し短い3秒で吸って、6秒で吐くにしてみます。

気持ちの良さを感じられる程度に実践してみましょう。


まとめ

いっぺんに全部はできないけれど、
やってみようかな?と思ったところ試してみてくださいませ。

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