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ピアとの関わり

私がピアと関わり始めたのは、
3か月の入院生活の中で他の入院患者さんとの関わりが支えにもなり、勉強にもなったという原体験にある。

発症したのが30手前だったこともあり、
それなりにそれまでの健常者との人間関係もあったし(その大部分は発症に伴い崩壊したけど😅)、
1人でもそんなに苦に感じない性格でもあったので、退院当初はさほどピアとのつながりは求めていなかった。
デイケア、支援センターなどの利用も勧められる機会がなく、利用していなかったので、ピアと出会うきっかけもなかった。
家族がいれば充分だったので、あまり友達付き合いもしていなかった。

なので、3年くらいは、家族と暮らし、仕事にでかけて帰る、休みの日は1人遊びをする、というような過ごし方だった(+婚活はして、1年後にいまの旦那を見つけた)

3年後。
ブラック病院から大学へ職場が変わったこともあり、
自分に自信が持てたことや、
仕事の安定と時間の確保ができた。

その一方で母を自殺で亡くし、
悲喜交々な時期でもあった。

そんな頃、ふっと思い出したのがピアのことだった。そこから、YPSさんや、ゆらいくさんと関わるようになり、現在の仲間を知っていった。

今でもなぜあのタイミングでピアと関わろうと思ったのかは不思議です。
少なくとも、自分の経験をもとに誰かの助けになりたい、というようなピアサポートの精神ではなかったと思う。

おそらくは、精神疾患にまつわる思いを、引かずに聞いてくれるんじゃないか、というような思いだったと思う。

健常者の友達も家族も人によっては、病気なんてないかのように、触れずに接してくれる。
病気のことを馬鹿にしたり、メンヘラには近寄るなと避けていったりする人もいる中で、
変わらず接してくれるのはありがたいことだ。

その一方で、病気であることもオープンに話せる仲間は本当に貴重だし、これからも大事にしたい。
私も、仲間の病気の部分もまるごと受け入れていきたいなと思います。

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