【宇宙太陽光発電に一歩前進】宇宙太陽光発電の実証実験を行うぞ

太陽光発電を日本で進めるのは消極的なんだけれど、宇宙から太陽光発電して、地上に送る方式なら賛成である。

宇宙太陽光発電(SSPS:Space Solar Power System)というものを初めて知ったのはシムシティシリーズの紹介記事で、発電所建造の種類に火力、原子力、宇宙太陽光発電があった。宇宙空間で太陽光発電して得たエネルギーをマイクロ波に変えて、地上に送ることでエネルギーを得ることができる。

しかし、受けるところの座標を間違えてしまう事故が起こると地上の町が電子レンジの内部に変わる。つまり、そこにいた住民は自分の身体の水分が沸騰して死ぬ。

発電所は大きなエネルギーを得ているから、安全に運用することが絶対条件なのだけれど、近未来SFを舞台にしたヴァンキッシュというゲームではテロリストがこの宇宙太陽光発電所を占拠して、民間人のいる町にマイクロ波を放出してテロ行為を行った。

といったように、宇宙太陽光発電はそれだけ期待値の高いシステムなのだけれど、あまり研究が進んでいないのは課題がいっぱいあって、太陽電池が重すぎて打ち上げるには回数を重ねて打ち上げるしかなく、打ち上げるだけのコストも高いので、研究段階で採算のとれない分野でしかも割高とあっては、なかなか進められていないみたい。

古くから構想はあったので、アイディアだけはたくさん出ている模様。


アメリカ、カリフォルニア工科大学宇宙太陽光発電プロジェクトは、宇宙太陽光発電実証機と呼ばれるプロトタイプを軌道に乗せる準備を進めている。

宇宙太陽光発電は、昼夜や季節、雲の影響を受けずに常にエネルギーを供給できる宇宙空間で、実質的に無限に太陽エネルギーを供給できる方法。

この打ち上げは、かつてのSFを実現するもので、これがうまくいったら、太陽光を集めて電気に変化し、その電気を必要な場所に長距離に渡って無線で送電するモジュール式宇宙船が配備され、電力インフラが整っていない地域にも送電ができるようになる。

地球上には1800年代後半から太陽電池が存在しており、現在では世界の電力の約4%を発電しているという。太陽電池を宇宙に送り出すということは、課題があって、大きくて重たいから打ち上げコストが高い、さらに送電するために大規模な配線が必要であること。

なので、これらの課題を克服するためには、宇宙で大量に展開するための費用対効果が高いほど軽量であり、過酷な宇宙環境に耐える強度を持つシステムの新技術、構造、材料などを構想、想像しなくてはならなかった。

カリフォルニア工科大学の研究チームは、2013年から宇宙太陽光発電の開発を続けていた。今回、そのプロトタイプである宇宙太陽光発電実証機(SSPD:Space Solar Power Demonstrator)を作り上げることに成功した。

この試験機は重量が50キロあり、今まで考えられてきたアイディアで開発された技術を検証、評価される。

まだまだ先は長くなりそうだけれど、これでエネルギー問題に一歩前進する。インフラが整わない場所でも、宇宙からエネルギーを送って、産業を興していけば、貧困の解消に大きく貢献できるだろう。化石燃料にも頼らない新しい手段となるだろうか。宇宙空間で建造するのはまだまだ難しいかやっぱり。


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