【電気なしで海水を淡水化】洋上淡水化システムで海上農園も可能にするぞ

世界中に水不足の場所が結構ある様で、ボランティアが行っては浄水器を設置したり、井戸を掘る番組があったりして、その地域に水をもたらしていた。それまでは水たまりの泥水を口にしていたりしていた様で、水が潤沢に使えるこの国ではまるで信じられない事情であったらしい。

最近では空気中の水分から集めて、飲み水を確保する技術があって、それなりの量を取得できている。

なるべくなら、電気インフラを必要としないものが望ましい。昨今、そういうものが発明されているけれども、欲しいと願っている場所はまだまだたくさんあるんだろう。


アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビを拠点に置くスタートアップ企業「マンハット」は、太陽光発電による海水を淡水化するデバイスを発表した。

これは外部の電源を必要とせず、太陽エネルギーで動作し、海面で蒸発した水を凝縮し、真水の形で収集する。
洋上に浮かぶこの淡水化装置は、太陽放射が水面に当たることで水の蒸発から塩分を分離する。

水蒸気は丈夫で溜まって冷えると別の草に流れ落ちる様に出来ており、そこで溜まった水はさらに温められて、同じように蒸発してさらに塩分が取り除かれて、真水に近づいていく。

この太陽光発電による淡水化プロセスは、世界中の多くの場所で使われているけれど、マンハット社はこれを大規模に実装しようと考えている。このスタートアップは水上輸送や関連する排出を必要とせず、淡水化装置を作って作物の灌漑用の真水を提供する水上農業を計画している。しかも、加熱安い圧縮を必要としないため、既存のシステムよりも安価で済む。

太陽光が照射される海面の表面積1平方メートルにあたり、毎日5リットル程の水が出来るとのこと。

日本程によその国では水に恵まれていないところがほとんどで、こういった水資源を手に入れるためには結構コストがかかっている。食糧難が国際的になっている中、水を手に入れることが何よりも急務。海の近くに住んでいる場所でも水不足の場所があるという。

5年後には商業的に価値の高い作物が栽培できるとマンハットシャは述べている。向こうの食物がいずれこちらにも輸出される時が来るかな。あっちの食べ物はさっぱりわからないから。


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