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【AIが解き明かす舌の謎】AIが舌の構造で個人を特定できると判明したぞ

舌の表面は人それぞれであり、その複雑な構造がAI研究によって初めて解き明かされました。エディンバラ大学の情報学部を中心とした研究チームが行った3D画像の解析により、舌の表面の生物学的な違いが明らかになり、これは食の好みや健康の向上、口腔癌の早期診断につながる可能性があるとされています。

人間の舌は高度で複雑な器官であり、味覚、会話、嚥下を助けるための乳頭と呼ばれる小さな突起が表面に存在します。これまでになかった洞察を提供するために、研究者たちはAIコンピューターモデルをトレーニングし、舌の乳頭の個々の特徴を理解し、個人ごとの年齢と性別を予測する能力を磨きました。

研究者は、15人の被験者の舌から取得した詳細なスキャンデータを用いてAIモデルを訓練し、舌の乳頭の種類を85%の精度で予測することに成功しました。また、一つの乳頭から48%の精度で個人を特定できることも明らかになりました。

この発見により、将来的には個別に合わせた食品や口腔癌の早期診断に貢献することが期待されます。リック・サルカー教授は、「AIとトポロジーに基づく特徴が、異常増殖の早期発見や診断に役立つ可能性がある」と述べ、今後の研究に期待を寄せています。

この研究は、UKRIのバイオメディカルAIのCDTと、EUのHorizon 2020研究・革新プログラムの支援を受けています。舌の解析においてのAI技術の進化は、他の生物学的表面や病状の研究にも応用され、医学や健康に新たな展望をもたらすことが期待されています。

ChatGPTより作成


指紋で個人を特定するのは、日本だと1911年に警視庁が採用したとある。指紋は人によってすべて異なり終生不変であるとのこと。そもそも、指紋の研究が始まったのが17世紀のオランダの解剖学者が溝構造の解剖学的特徴に関する本を出版したことで、そののち、18世紀にドイツの解剖学者が個人の識別に有用だと指摘したという。

指紋に限らず、手のひらや足にも同様の特性を持っているし、一卵性双生児同士でも指紋が異なるという。

個人を特定する肉体の特徴は遺伝子や声などもあるけれども、今回の研究では下にも同じように個人を特定できる構造にあると分かった。

まあ、舌紋と呼べばいいのか、舐めたあとを採取して個人を特定すると言うことはあまりないだろうから、警察の現場捜査では使われないだろうし、刑事ドラマでもワンチャンあるかどうか。

舌の構造は味蕾の割合の比率で個人を特定できる模様。この構造で、好みの食品をデザインできるのかも。ただ、味覚の感覚は個人の資質によるから、構造だけでは大雑把な判定になるんじゃないかな。


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