廃刊になった昔の漫画誌をふりかえる

RSSリーダにリンクが残っていたとある作家さんのブログから、コミックボンボンが休刊(事実上廃刊)をちょっとだけ、調べてみたんですよね。

大まかに書くと編集の好き嫌いで人気の低かった作品が生き残って、人気のあった作品は気に入られていなければ、打ち切りにされてしまう、そういう事案がよくあったようです。

自分も当時はボンボンを読んでいたのですが、友達の家に遊びに行くとコロコロを持っていて、どちらも読み比べていた時期があったんですけれど、

なぜか、ボンボンを読んでいても面白さが感じられなくなってしまって、コロコロのほうが何度も読んで、噛み締められる読み応えを感じていたんですね。

そのうち好みも変わってきたので、ジャンプの方に移ったのですが、プラモ狂四郎は好きでしたけれど、SDガンダムのシリーズはどうにも受け入れられませんでした。

これはガンダムの殻をかぶった中身の違う作品だという認識があって、素直に受け入れられなかったのです。


佐藤氏のブログの魚拓を拝見しましたが、他誌が起こした企画がことごとくヒットして、悔しい思いをしたとあり、まあ、十中八九「コロコロ」のことだよね、って確信めいた思いがあります。

のむらしんぼのコロコロ黎明期の自伝的作品を読むと、コロコロの戦略はファミコンやらミニ四駆やら、新参弱小だったハドソンの売り込みにバックアップしたなど、

子供の受けるコンテンツを嗅ぎ分ける嗅覚が非常に優れていたのもあるでしょうが、

ボンボンの企画力は編集の好みに方針がぶれて勢いが弱く、コロコロの熱量に押し負けていたのではないのかと考えてしまいます。

ボンボンもいい作品があったはずなんですが、あんまり思い出せないんですよね。サンライズ系作品も多かったし、アニメからのコミカライズも多くあったけれど、

正直に言うと、アニメを見てからのコミカライズ作品て「コレジャナイ」感が思いっきりあったんですよ。たぶん、自分だけじゃないと思うんですけれど、

ゲーム、ホビーのタイアップはありましたけれど、コロコロほどにオリジナルで読めた作品って、何故か出てこないんですよね。

浮かんでくるやつは、やっぱアホーガンよとか。はじけてザック、とかもすごい作品でしたけどね。

一方コロコロは部数を落としながらも、創刊時のコロコロ世代の支持も掴んでいます。

この違いって、なんだったんでしょうね。やっぱり熱意だったんでしょうか。

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