【世界初のAIドッグファイト】AI戦闘機が17時間も無人操縦したぞ

戦争は変わった。というメッセージが印象的なスニークアクションゲームであり、ポリティカルフィクションの名作「メタルギアソリッド4」では、ナノマシンによりIDが記された武器が出回り、無人兵器が紛争地域を闊歩していた。

無人兵器は疲れを知らず、敵を識別して行動不能にさせる。拠点防衛には最適の特性で、しかも企業アピールするためにスピーカーも搭載されている。

近年、爆発物を備えたドローンがテロに使われたということもあり、無人兵器の実用性がさらに大きくなるし、過小評価されることはおそらくないだろう。

変形メカアニメの金字塔「超時空要塞マクロス」のスピンオフに当たる「マクロスプラス」では、ゴーストX-9という無人の人工知能が戦闘機を運用し、エースパイロットを脅かす性能で主人公達を追い詰めた。

AIは膨大に学ぶ。人間も学ぶがAIは桁違いに学んで、どんどん前に愚直に育っていく。


アメリカ、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地で行われた試験飛行で、2機の戦闘機が17時間以上に及ぶ操縦とドッグファイトを行った。戦闘機にはAIが操縦していた。

ロッキード・マーティン社とカルスパン社が共同で開発した「VISTA X-62A」は 「Variable In-flight Simulation Test Aircraft」の頭文字をとった名称で、様々な機体の西欧を模倣するソフトウェアが搭載されている。

このアメリカ空軍のために高いハツされた唯一無二の訓練機は最先端の人工知能技術の開発とテストし、新しい非乗員車両設計と並行して行うことを可能にするという。

また、このアプローチは、新しい車両システムを生産されるときに焦点を当てたテストと組み合わせることで、非乗員プラットフォームの自立性を急速に成熟させ、無人機を操縦すAIを育てることが可能になる。

今は有人パイロットが求められているけれども、新しい新機種のテストパイロットにAIが用いられれば、有人よりも沢山のデータが得られるし、また光線能力も向上するから、空の戦場においても無人機が制空権争いに参加することも夢の話ではないだろう。

人が乗る場合は披露もあるし、集中力も有限なので、戦い抜く時間がどうしても限られてしまう。その点AIは疲労も無く、備蓄さえあればいつでも出撃ができるわけで。

チェスや将棋がAIに勝てなくなったのは、あっという間だった。この戦闘機AIもあっと馬に戦場に現れて、沢山の敵機を落としていくんだろう。しかし、電子戦というものがあって、強い電磁波を浴びるとコンピュータが動かなくなってしまうという戦術も存在している。これを使ってしまうと、味方の戦闘機も使えなくなってしまうから、戦いはより複雑なものに変わっていくのかも。


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