【富士フイルムとIBM、50TBの超高容量テープ・ストレージ・システムを開発】最強の磁気テープを開発したぞ

データ量が急速に増加する現代において、富士フイルムとIBMは50TB(非圧縮時)の世界最大記録容量を持つテープ・ストレージ・システムを開発しました。この重要な発展は、データアーカイブやバックアップの需要が高まる中、エンタープライズ向けのストレージ・ソリューションの提供を強化します。

データ爆発とテープ・ストレージの重要性:

IoT、DX、AIなどのテクノロジーの進化により、データ量は爆発的に成長しています。この状況で、磁気テープは大容量データの安全な保管とコスト効率の高い選択肢として重要性を増しています。磁気テープは、省スペースでのデータ保管、通電を必要としないストレージ・メディアとして、さまざまなアプリケーションで利用されています。

新しいテープ・ストレージ・システムの特徴:

今回、富士フイルムとIBMは、独自の技術と協力により、50TB(非圧縮時)の記録容量を持つテープ・ストレージ・システムを開発しました。この成果の背後には、面記録密度の向上と記録面積の拡大があります。

  • 面記録密度向上: ナノ粒子設計技術と高分散技術を組み合わせた「微粒子ハイブリッド磁性体」の開発により、磁性体の密度が向上し、高容量の磁気テープを可能にしました。

  • 記録面積拡大: ベースフィルムの改良により、テープの長さが約15%伸び、記録面積が向上しました。

専門家のコメント:

  • 富士フイルム 産業機材事業部 次長 永田 敬一: 今回の成果は、IBMとの共同研究開発の新たなマイルストーンであり、他のストレージ・メディアに対する磁気テープの優位性と将来性を示しています。

  • IBM ストレージ・システム開発担当副社長 Alistair Symon: このテープ・カートリッジは、50TBの記録が可能な初のテープ・ストレージ・メディアで、科学データや産業データ、クラウド上のデータを長期間保管する用途やアクティブ・アーカイブ用途に最適な選択肢です。

結論:

この50TBの超高容量テープ・ストレージ・システムは、エンタープライズ向けのデータストレージに革命をもたらし、データの爆発的な増加に対処するための効果的なソリューションを提供します。データの安全な保管とアクセス性を確保するため、磁気テープはますます重要な役割を果たすことでしょう。

ChatGPTより作成


むかし、CDがまだ全盛期だったころ、CDをコンポに入れてカセットテープに録音すると、それをウォークマンに入れて通学中に聞いていた。録音のやり方がわかってきたら、アルバムやシングルから気に入った曲だけを一本のカセットテープに編集したりもしていた。

いまはスマホのストレージでダウンロードだけど、いまだにデジタルになれることができない人は、カセットテープを使っている。

以前に付き合いのあった高齢者の方がラジカセからテープに録音していて、おそらく家電量販店で手に入れたのであろうカセットテープは番組を収録してたくさん溜まっていた、

カセットテープはかさばるだけのオールドメディアかと思っていたが、今はそういう認識は全く違うようだ。磁気テープことLTO(Linear Tape-Open)
はコンピュータ用の磁気テープで現在使われているHDDやSSDよりも最大容量がずっと大きいという。

しかも、このLTOテープはハードディスクドライブよりも小さいし、エラー発生率が1000分の1から10000分の1ともされている。
しかも、50年以上は劣化しないため、長期保存するためのメディアとしてとてもうってつけ。

いつかは自分のHDDの中身のバックアップをLTOに写すことになるのかも。それはそうとして、もし無くなったときに児童でHDDの中身を消去する方法を見つけるべきではとも思う。


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