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「時空との対話」~私達は心の奥底で繋がっている~

 誰しも自分の体験だけは疑う事ができないと思います。その良い例がシンクロニシティ(意味のある偶然の一致)です。科学のモノサシでは計れなくても、現象は確かに存在するのです。私も何度か体験していますが、時空と心が繋がっているとしか思えないのです。

「偶然」というのは普通一回きりで「意味のない」はずですが、スイスの精神科医・心理学者であるユングは「意味のある偶然の一致」という考えを提唱し、それを「シンクロニシティ」と呼びました。「ある人の噂をしていたら、その本人が現れた」とか、「予知夢」などが代表的な事例です。私の場合は人生に深く関わる訳ではなく、他愛もないケースが多いのです。

 昔の話ですが、部屋にてんとう虫が入って来た事がありました。私は珍しくて英語名を辞書で調べてみました。「Ladybird」と呼ばれていました。翌日の夕方、NHKのテレビニュースで地中探査ロボットを紹介していました。てんとう虫のような形をしたロボットが作業を終え、トラックに積み込まれて走り出しました。サイドパネルを見て驚きました。「Ladybird」と書かれていたからです。

 なぜ「意味のある偶然」は起きるのでしょうか。ユングは、「心の奥底では皆繋がっている」と言います。人だけではなく、森羅万象も含めてです。「心の奥底では宇宙と繋がっている」と言い換えてもいいでしょう。ですからテレパシーや「願いが叶う」という現象も起きる訳です。日本古来の考え方である「言霊」も根底は同じだと思います。

 人は無意識の底で時空と対話しているのかもしれません。自分宛の発信を携帯電話が受信できるのは、たえず自分の周りに微弱な電波を発信しているからです。同じように人もたえず周囲に固有の「波動」を発信する事によって、その波動に応じた情報の受信をしているのだと思います。だからプラス思考が大事なのです。
  「宇宙と繋がっている」という考えは、互いに影響し合っているとも言えます。私たち一人一人の「想い」が宇宙を左右しているのかもしれないのです。

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