冷おろし

「酒をのめ、それこそ永遠の生命だ、また青春の唯一の効果だ。花と酒、君も浮かれる春の季節…

冷おろし

「酒をのめ、それこそ永遠の生命だ、また青春の唯一の効果だ。花と酒、君も浮かれる春の季節に、たのしめ一瞬を、それこそ真の人生だ!」(オマル・ハイヤームの言葉) 儚い、墓ない人生を生き抜く冷おろしです。心は20代の不良中年男性。生息地は埼玉県。大宮の繁華街がホームグラウンドです🍺

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「心象風景」~ギアを変えると、世界が変わる(一人一宇宙)~

    • 「レジ待ちの人間観察」~お嫁さんを選ぶなら~

       独身の冷おろしです。時々近くのイトーヨーカ堂で買い物をしますが、レジ待ちをしながらいつも「何故?」と思う事があります。私の前に並んで会計を待っている人や、会計後に立ち去る人々の思いやりに欠けた行動についてです。  仮に私がレジ待ちをしている時に、もしも後から重いカゴを持った人が並んだら、そっと私のカゴを前に寄せて、相手が置けるスペースを作るように心掛けています。でも、先日そんな思いやりには程遠い若い女性に遭遇しました。  私が重いカゴを持って後ろから並んでも、私を一瞥し

      • 「愛情の飢餓」~光源氏になれたら~

         未だに「源氏物語」を読んだ事がない冷おろしです。先日読んだ本の中に、光源氏の女性遍歴が「愛情の欠如」に起因していると書いてありました。母親の愛を知らない彼にとって、女性が孤独を癒すために必要だったのかもしれません。  女性遍歴には走りませんが、飲酒遍歴が長い不良親父です。私も幼い頃に、親の事情で乳児院に預けられた期間がありました。仕事のストレスで酒を飲む時もありますが、それ以外にも深酒をする悪癖があるのは、幼児期の愛情飢餓がトラウマになっている気がします。  元刑事が「

        • 「涙の魔法」~秘められたパワー~

           涙もろくなったのは年のせいだろうか? どうもそれだけではないようだ。最新の研究によると、涙にはストレス解消の効果があることが分かってきた。加齢が原因というよりも、ストレスを発散させるための防御反応かもしれないのだ。  東京工業大学の武者利光名誉教授が脳波を使って「涙とストレス」の関係を実験したそうです。女子大生に「感動的なドラマ」を見せた時に、ストレスで発生する脳波が急激に下がったのは、涙を流した瞬間だったことがわかりました。  また、リウマチ治療が専門のある医師が行っ

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        「心象風景」~ギアを変えると、世界が変わる(一人一宇宙)~

          「記憶の底から」~時空を超えた再会、そして未来へ~

           ふと時が止まる瞬間がある。整理していた荷物の中から、古い手紙や写真を偶然に見つけた時だ。片付けていた手を休め、封印された思い出との対話が始まる。  私が18歳の頃に文通していた、女性の手紙が荷物の中から出てきたことがあった。当時、私は仕事をしながら簿記の通信教育を受講していた。定期的に送られてくる、機関紙の文通コーナーで知り合ったのがきっかけだった。最後の手紙は、高校を卒業して地元の富山から首都圏に就職が決まったという内容だった。  その手紙に返信はしなかったと思う。そ

          「記憶の底から」~時空を超えた再会、そして未来へ~

          「糠漬け一周年記念」~美味しさと、健康を手に入れる~

           寒暖の差が激しい今日この頃ですが、糠漬けの美味しい初夏がもうすぐやってきます。糠漬けを始めてから、一年が経ちました。ものぐさな私が継続できたのも、摂取以前と比べて胃腸の働きが改善されたからです。一番実感できたのは、お通じですね。ここ一年は便秘で悩んだ記憶がありません。  乳酸菌の働きによって、腸内バランスが正常になりますから、免疫力も高まります。そのせいか、体調不良になることはあまりないですね。お酒が好きな冷おろしです。二日酔いで寝込む方が多いかもしれません。  糠漬け

          「糠漬け一周年記念」~美味しさと、健康を手に入れる~

          「雨の物語」~雨に濡れた笑顔、希望の赤~

           小雨が降る中、傘を差しながら地元の駅前でバスを待っていました。 バスが来る方向を眺めていたら、若い女性が傘も差さずに歩いて来ます。普段だったら気にも留めないのですが、妙に歩き方がぎこちないのです。  そばまで来てようやく解りました。彼女は手足が不自由らしく、八の字になった両足を一生懸命動かしながら小雨の中を歩いて来たのです。  雨の中を人の倍以上の時間をかけて歩いて来たのですから、きっと暗い表情なのかと思いました。でも、微笑んでいるのです。微笑みというより笑っているので

          「雨の物語」~雨に濡れた笑顔、希望の赤~

          「お酒は百薬の長?」~150歳まで生きた人物の、長寿の秘訣~

           ジャパニーズ・ウイスキーの評価が国内外で高まっています。バブル崩壊後には、販売量が急激に落ち込む時期もありました。しかし、品質向上やマーケティング戦略の改善、国内外での需要の増加などによって、当時に比べて約2倍の販売量になっているそうです。企業努力の賜物ですね。    私も若い頃はウイスキーを飲んだものですが、最近はアルコール度数の低いビールを飲む機会が多くなりました。健康の事を考える年齢になったせいか、40年以上口にしていません。度数が高い酒を飲み続けると、肝障害や、高脂

          「お酒は百薬の長?」~150歳まで生きた人物の、長寿の秘訣~

          「脳の活性化とアンチエイジング」~健康長寿を目標に~

           現在、新型コロナウイルスや、インフルエンザの感染者数は下降気味ですが、まだまだ油断禁物です。有益な処方箋は免疫力を高める生活なのです。  バランスの取れた食生活、質の高い睡眠、ストレスの軽減、適度な運動などが免疫力強化の基本だと言われています。特に食生活のあり方が、免疫システムに深く影響しているそうです。  免疫の主役は白血球ですが、数を増やしたり活動を高める成分が食材から発見されて、近年は食生活による免疫力の向上が注目されているのです。  栄養の摂取と同時に、「脳の

          「脳の活性化とアンチエイジング」~健康長寿を目標に~

          「人生の駅」~生きる悲しみ、生きる喜び、生きるとは?~

           4月上旬のある日、私は上り電車を待っていた。朝の通勤ラッシュの時間帯で、行き交う人々は皆険しい顔をしながら、通り過ぎていく。反対のホームに下り電車が到着した。  降りた乗客が、いっせいに駅の改札口に通じる、エスカレーターに向かっていく。上る順番を待つ人々で、ホームは混雑し始めた。  一人の男性が群集の脇を通って、乗客のいない方向に歩いていく。サラリーマンだろうか? ネクタイを締め、薄手のコートを着ていた。ただ歩き方がぎこちなかった。  左足で体重を支えながら、右足の膝

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          「未来からの贈り物」~いばらの道が輝いたら~

           過去を悔やむ事がある。あの時にもっと別の選択をしていたらとか、家が貧しくなかったらもっと別の人生だったかもしれないとか、ふとマイナス思考になる場合がある。  でも自分の周りをよく眺めると、私を支える友人達との出会いがあり、また私の感性を培ってきた良き出来事もある。様々な良き出会いや出来事が今の自分を支えているのだ。  そう考えた時に、自分が悔んだ過去は、現在の出会いに必要だったかもしれないのだ。いばらの人生があったからこそ、今の良き出会いがあるとしたら…。視点を変えたら

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          「最後の授業」~人生の壁を乗り越えるためには~

           言葉は諸刃の剣である。人を奈落の底に突き落とす場合もあれば、人生の崖っぷちから生還させる力もある。できれば勇気の出る言葉に出会いたいし、他人に接する時は思いやりのある言葉を使いたいと日々思っている。  以前、朝日新聞の記事で出会った言葉を紹介したい。2008年7月25日に亡くなった、カーネギー・メロン大学前教授だったランディ・パウシュ氏の「子供の頃の夢を実現する事」と題した特別講義での言葉である。  癌で余命数ヶ月と告知された彼の講義は、インターネット上で600万以上が

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          「絆」~チャーハンが繋ぐ、父と娘の物語~

           東日本大震災から13年以上が経ちました。その後、日本中に「絆」という言葉が溢れ、家族の在り方を見つめなおす好機にもなりました。 「絆」の語源は、牛馬などを繋ぐ綱「きずな」から来ているそうです。「絆」のイメージから離れているのが意外ですね。  私は「絆」を「思い出」だと勝手に解釈しています。母が亡くなってから、もう29年になります。「絆」を保ち続けているのが、母との会話や手紙、写真だったりします。「思い出」が家族との「絆」を繋ぎとめる「糸」の役割をしているのだと思っていま

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          「少年時代」~あなたの、心の鍵を開けたい~

           過去に戻りたいとは思わないが、少年時代の感性を取り戻したい気持ちは年々強まってきている。それだけ年を重ねて頭が固くなってきた証拠かもしれない。  小学生の頃の話だ。その場で当り、外れが分かるガムがあった。当たるともう一度ガムが引け、外れが出るまで永遠に引く事が出来る仕組みだった。私は続けて20枚ぐらい当りを引き続けた。偶然ではなかった。当りと外れの絵柄が違っているのに気づいたからだ。そのゲームも、側で見ていた女性店員の、困った顔を見て止める事にした。  また別のある日、

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          「木蓮の涙」~天国へ旅立った、あなたに~

           桜の開花予想の話題に比べたら、白木蓮(ハクモクレン)の花は地味な存在かもしれない。風に散った大きな花弁は、桜が舞い散った後のような風情すら感じさせない。ひっそりとただ舞い落ちていくだけなのだ。折り重なって朽ちていくその姿には、哀れさえ覚えてしまう。  そんな花の存在を知ったのは、スターダスト・レビューが歌った「木蘭の涙」がきっかけだった。恋人との死別をテーマにした歌で、様々なアーティストにカバーされている名曲である。  木蓮が正式には紫色の花だと知ったのは最近である。別

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          「色好み」十人十色かも?

          「原色大辞典」というサイトがある。ホームページの作成時に、どの色を使うべきか迷った場合はとても参考になる。上部にある「色で遊ぶ」の横に▼があり、押すとプルダウンする。その中に「成分解析」という機能があって、入力した任意の言葉に合った色名を表示してくれる。  例えば 「春一番」 と入力すると、その言葉のイメージに合った色を選択してくれるのだ。〈解析結果:春一番の63%は★潤色(うるみいろ)〉試しに「性格」を表す言葉を入力した時にも、色名が表示された。もしかしたら逆に、好きな色

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