こんにちは、雅（みやび）です。

日本人には潔癖症の人が多いと感じています。

現在はどうしても、感染症に敏感にならざるを得ません。

ですので、

他国よりも早くから手洗いやマスクに
注目が集まって徹底するのも早かったですね。

怖いくらいに‥

そもそも現在の状況になる前から
抗菌とか、除菌とかの商品がブームでした。

10年前とかでも、電車の中で手袋をして
つり革や手すりを利用している人を見かけます。

その時は、

あぁ、素手で触りたくないのだろなぁ‥

（そんなに周りが汚いと思ってたら）大変だろうなぁ‥

とか、思ってましたね。それに‥

外出中にトイレ行きたくなったら、どうするのだろう‥

高級デパートとか、高級ホテルのトイレなら使うのかな。。

それだけ、周りが汚く見えたら、
さぞや、生き苦しい世の中だろうなぁ‥

で、不思議に思っていたのは
何でそんなに自分がキレイだと思えるのか、なのです。

周りが汚いと思うということは
自分はキレイだと思っているとうことですよね？

敢えて汚くする必要はないけれど
人間は細菌まみれの世界に後から
やってきた新参者なわけで。

細菌やウイルスと折り合いをつけて
進化してきたわけです。

逆に、

人間は菌と共存するだけではなくて
味噌、キムチ、納豆など、発酵食品を生み出したり、
むしろ肥溜め作って、活用したわけです。

菌は汚い、悪い、とは真逆の発想です。

そもそも、細菌が分解してくれなければ
私たちは腸内での消化も上手くできないのに‥

あぁ、それなのに何で、滅菌、殺菌好きになったのでしょうか‥

洗剤メーカーとかのマーケティングの成果でしょうか‥
もはや、洗 脳に近い、脅 迫 観 念を植えつけられてるような‥

ちなみにゲノム解析コストが下がって
腸内細菌叢（さいきんそう）を分析する
免疫系の研究が急速に進んだわけですが

以前から、赤ちゃんの腸内細菌の構成が素晴らしくて
子供の便を大人の腸内に注入すると
腸内環境が改善して健康になれる、ということが
経験から言われてたのですが、
それも細菌叢のゲノム解析で裏付けが取れたりしています。

『うんこは汚い』って、子供の頃から
皆んなで思っているわけですから、
『うんこで健康になる』なんて
なかなか信じ難いですね。

こういう世相だから‥手を洗いすぎて、
皮膚の常在菌がいなくなってしまう方が
実は恐かったりします。

これから様々な問題を引き起こしますので
潔癖症も、ほどほどにしておく事を覚えておいて欲しい。