やりたいことがないけどプログラミングに手を出すのなら

結論。TypeScriptをやりましょう。以下はほぼJavaScriptでも言えることを書いていますが、JavaScriptよりTypeScriptを使ったほうが絶対に良いです。動的型付け言語を最初にやると戻り値と引数の型を意識しないまま進むのでAPIリファレンスが理解できなくて詰みます。またTypeScriptは型を書かなくても実行できるのでとりあえず書いて実行するというのもできます。大は小を兼ねる!

以下にTypeScriptにするべき理由を挙げます。TypeScript≒JavaScript≒Web出身の言語だということを念頭に置いてください。

  1. 圧倒的な汎用性:
    TypeScript≒JavaScriptなのでJavaScriptが使えている領域で活用できます。そしてJavaScriptの応用範囲が圧倒的に広いというのがポイント。Webの開発からモバイルアプリ開発、デスクトップアプリ、CLIアプリまでほぼすべてのアプリケーション作成ができます。Pythonは人気で書きやすく読みやすくライブラリも豊富でイケてますが、ここまでの汎用性はありません(とくにモバイルアプリは無理) JavaScriptで無理なのはゲーム、機械学習とかのパフォーマンスやハードウェア制御が求められる領域です。ゲーム作りたい人は明確な目的があると思いますのでこの記事の対象からは除外しています。
    詳しくはFlutter, React Native, Node.js, Electronなどのキーワードを調べてみるとよいでしょう。

  2. Javaっぽい:
    今"よく使われている"ほぼすべての言語はC言語の派生です。Cの血はC++を経由してJavaに受け継がました。Javaは成功し、その後の言語の構文に大きな影響を与えているので、現在普及している言語には構文がJavaっぽいものがたくさん存在しています。ということはJavaっぽい言語をやっておくと多くの言語が読めるようになるということになります。
    TypeScript≒JavaScriptはJavaとは何のつながりもありません。しかし設計はJavaを参考に10日で行われたのでかなりJavaっぽい構文が採用されています。Swiftとか見るとわかりますがモダンな言語は他のどの言語とも全然構文が違うものがあるのでおすすめできません。

  3. ほぼどこでも動く:
    Webブラウザ出身なのでほぼどこでも動きます(どのOSにもブラウザはありますね?) これがReact NativeやElectronなど、クロスプラットフォーム開発用言語としてJavaScriptが採用される一つの理由となっています。これらのフレームワークはWebの技術を応用しているからです。

  4. 抽象化されている:
    "どこでも動く"ものは基本的に抽象化されたAPIが提供されています。ハードウェアとかいじらないので初心者にやさしいです。逆にそういうの嫌な人はC++とかRustをやってたほうが幸せになれると思います(今だとRustの方が幸せかも)

  5. 圧倒的に情報量が多い:
    人口が超多いので。

  6. Webは成果物が確認しやすい:
    Webは環境構築をほぼ考えなくても開発が始められてすぐに成果が確認できるのでとくに初心者のモチベーション維持には適していると思います。

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